作品の更新頻度
今回は長編小説などの更新頻度についてです。
更新頻度は一日一回がいいとよく言われますが、僕も一日一回がいいと思っています。焦って中身がスカスカなものを一日一回更新するなら、更新頻度を減らして二、三日に一回とかにしたほうがいいですが、ちゃんとしたものを更新できるのであれば、一日一回に越したことはありません。
一日一回というのは結構大変な更新頻度です。なかなか実現しないかもしれませんが、理想はやっぱり一日一回でしょうね。読者はそのくらいのペースで読みたいと思いますので。
ただ、それは長編小説などの続き物の場合です。一話完結の連作ものってありますよね。そういうのは一週間に一回とかでもいいんじゃないかと個人的には考えます。
また、更新頻度で意外とよくないのが、千文字くらいの一エピソードを、一日複数回更新するパターンです。
おそらく、それは二千~三千文字のエピソードを、二、三エピソードにわけて更新してるんだと思います。更新するとカクヨムトップページの新着情報に乗るので、その露出を狙って更新回数を意図的に増やしているのかもしれません。
それも読んでもらうためのひとつの策略ではあるのですが、一日複数回の更新は今まで読んでいた人が離脱する可能性があります。
まず、文章量のところでも言及しましたが、文字数が少ないと細切れ感が出て、物語が頭に入ってきません。
さらに問題なのが、同じ作品の新着通知が何度も届くと、更新についていくのに疲れが出ることです。読み手としてはエピソードをひとつ読み終えると、その日は終わったという気持ちになります。にもかかわらず、追加で何度も新着通知が届くと、無理やり読まされているような感覚が生まれはじめるんです。
つまり、読み手のペースではなく、書き手のペースで強制的に読まされているような気分に。強制的になると、読むのが楽しみではなく、義務を課せられているような感じになります。すると、更新についていくのに疲れが出て読むのをやめてしまいます。僕もそうやって、ごめんなさい、と読むのをやめた作品が結構ありました。
さらには、単純に複数回更新される作品は新着通知(更新通知)を見逃しやすいんです。もしかしたら僕だけかもしれませんが、結構な頻度で見逃してしまいます。カクヨムは一度新着通知を見逃すと、そのあと新着通知が届かなくなります。新着通知を見逃した以降は更新されたことに気づかず、そのまま読めずじまいになってしまうことも。
一日複数回の更新にはそういったリスクが伴います。
カクヨムトップページに新着情報が掲載されるのってわずかな時間です。時間帯によれば一分くらいじゃないでしょうか。たった一分のために今まで読んでくれた人を逃してしまうのはもったいないです。一日一回の更新が無難ではないかと思います。
ちなみに、ここまでの話は長編の小説の連載についてです。短編の小説をいっきに更新するのは問題ないと思います。一万文字くらいの小説を、四エピソードくらいにわけていっきに更新するとかですね。短編はいっきに読みたいものですから、まとめて更新しても問題ないと思います。
それとカクヨムをツイッターのように使って、日々の出来事を、短文でちょくちょく更新している作品もあります。僕もそういう作品をいくつかフォローしてますが、ツイッター代りの作品は一日複数回の更新でも疲れは出ませんね。気軽に読めるものだからだと思います。
<続く>
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。