編集済
以前「解像度」企画に参加させていただいた者です。
企画参加時に1章まで拝読し、筆致の丁寧さに惹かれておりました。それ以来先を読めていなかったのですが、前回の近況ノートをお読みし、貴作の存在を思い出したので久しぶりに読ませていただきました。
描写がとても丁寧で世界観に引き込まれますね。特に演奏の描写は、ピアノの音や歌声までが耳に聴こえてくるようで、さすが音楽経験のある方だなぁという印象を受けています。
音大生はこんなことを考えながら大学生活を送っているんだなぁ……ということがよく伝わってきます。
近況ノートでは、山本様のキャラクターへの愛着が感じられました。自分が生み出したキャラクターには幸せになってほしいというお気持ち、よくわかります。
今後も少しずつ読ませていただき、感想をお届けできたらと思います。
作者からの返信
瑞樹様
コメントありがとうございます!
「解像度」企画……! もはや懐かしい感覚すらしてしまいます……季節がもう真逆の頃だったような……
私こそ企画を立てた側であるはずなのに、予想外に参加人数が増えていたこと、仕事などもあってなかなか挨拶、読書に回れず申し訳なかったです……!><
近況ノートは、「親心」のやつです……よね?
あれは「親じゃん」って言ってくれた友人が本当にMVPですw
>自分が生み出したキャラクターには幸せになってほしいというお気持ち、よくわかります。
このお言葉、とってもうれしいです!
もう毎日ひたすらそればかりを考えております……苦笑。
今回コメントをくださったところは、まだ第二章で、まだみそらたちは二年生なんだなあ……としみじみしてしまいました。
今執筆を進めているところはもう四年生なので、コメントをいただくとそこを読み返しながら、懐かしく思ったりしています。
描写についてもありがとうございます! すこしでも雰囲気が伝わっていればうれしいです〜!
>今後も少しずつ読ませていただき、感想をお届けできたら
すごくうれしいです! 胸がほわほわします。
どうぞご自身のペースで来てくださいませ。コメントじゃなくてもハートマークとかでもまったく変わらず喜んでおりますので!(コメントだとお話しができるのでより喜ぶのは間違いないですがw)
こんにちは!
第二章まで読まさせていただきました。
テーマも文体もよく、私好みでとても楽しく読むことができました!
> クラシック音楽だって面白いし、音大にいる人たちだってごくごくふつーに恋だってします。
という山本さんの意図が伝わってくる作品でした。
音楽的な表現や、練習の様子が丁寧に描かれ、参考になりました。
同じ音楽家でも、主旋か伴奏か、コンサートかコンクールか、でやはり違いますよね。
日本人の音楽的なアイデンティティに関する会話も良かったです。
あ、あと、林香織先輩の描写って難しかったのでは?とか思っています。
ストーリーの立場上、悪役を演じなきゃで、でも彼女にも当然、人生や夢もあるわけで。
実は私も『紺碧のトライアド』で似たようなキャラを出そうか迷って、うまくできなくて断念しました。
嫌な感じを出しすぎない感じ(?)で処理してたのを感心してみてました(この後も出てくるのですかね?)
あんなタイプの方っていらっしゃるんですかね?それとも創作上で盛っていますか?
"文芸的な"という意味でコメントをすると、誰の視点なのか、どっちの発言なのかが一瞬わからないところがありました(特に第一章)。みそらと三谷のダブル主人公(?)なので、難しいかと思いますが、そこが改善されるともっと読みやすいと思いまいした(第二章では、わかりやすくなっていました)。
また続きを読まさせていただきます!
作者からの返信
7010onCajonさんコメントありがとうございます!
>ストーリーの立場上、悪役を演じなきゃ
香織って悪役なんですかね…? 書いてる本人はあれが悪役だと思ってなかったので、そうなのか、という発見があって面白いです。
香織はバックグラウンドがちょっと変な(こういう場に出しづらいという意味の)子なので、そこは書かないように、というのは考えてましたが……特に盛ったとかはないです。いると思いますああいう子。
>誰の視点なのか、どっちの発言なのかが一瞬わからないところがありました(特に第一章)
なるほど、ご指摘ありがとうございます。
練習の様子ってそんなに本編にいる? ってたまに思うんですが、それを思うのってもしかして自分が経験者だからでしょうかね…あの程度普通じゃんって思うこともありながらいまだにやってます。いつになっても情報の取捨選択は難しいですね。
どうしてこんなに引き際が素敵なんですか……?絵が浮かぶっていうか、エモすぎて心鷲掴みにされてます!
葉子先生のお言葉、すごく心に沁みました。
お察しのとおり三谷君のこと好きです(笑) もちろんみそらちゃんも葉子先生も好きなんですけど!
作者からの返信
岩﨑さんコメントありがとうございます(;o;)毎度ありがてえ…
エモいとのことでどんなだったか…と読み返してみたら、あーそうか、こういう頃だったなと、あらためて発見というか、今書いてるところとの繋がりなどを考えて、初心に帰る、みたいな気分になりました。
岩﨑さんにとっては些細なコメントかもしれないですけど私にとっては今後のモチベにも関わるめちゃくちゃ助かるコメントでした…ありがとうございます…!
次の章まで読み返して、この解像度が引き継がれているのも思い出しました。この場面の解像度がお好きだったら、次の章も楽しんでもらえる……と、思います……(弱気。笑)
葉子ちゃんの言葉はほんとになんか自然に出てきたので、イコール私からみっちゃんやみそらへのエールになるんだと思います。そう言っていただけると嬉しいです…涙
よかった…みっちゃんの件、書いたあとに違ったらやばい!と思って実はあせあせしたんですが。苦笑
あの子はほんとに私好みなキャラクターに仕上がってしまったなと思うので、ほんとにうれしいです。
ちなみに葉子ちゃんはみそらとみっちゃんが好きで、みっちゃんはみそらのことが好きで(現段階でどの好きかは置いといて)、さらにみそらと三谷は葉子ちゃんに懐いているので、一人を好きであれば全員好きだという構図になりますw
こんにちは。
「冥色を抱く」の7、8、9で、ぐっと、こちらの世界観に引き込まれました。
それまでは、けっこう、興味本位で読み進めていた部分があったのですが、どろっとした中にも静寂と音が描きだす空間…曲が秘めた物語を感じさせる密やかな音楽バトル……解釈の楽しさを見た気がします。
声楽…オペラにはかなり抵抗がある方(あの通りが良すぎる雑味をあらかた削り落としたような響きが苦手です)なのですが、その曲をじっくり聴いてみたくなりました(そうゆうふうに探りながら耳を傾けてみるのも、なかなか楽しそうです)。
恋愛面に関しても、どこにどう惹かれたのか、惹かれてゆくのか…みそらちゃんと三谷氏(勝手ながら、表面的には落ちついた性格のピアノ弾きなので、なんとなく〝氏〟で。みそらちゃんは、おとなっぽいなかにも、かわいらしいので〝ちゃん〟がベストのような気がします)の感情推移が見えてきた気がします(こちら、うっかり、数年後の外伝の方をある程度読み進めてから入ったので、二人の関係を、どこか、ぼんやり受けとめいた部分があったのです←ここにきて、なるほど…と、なっとくしました/ここでは、まだ進展段階なのでしょうが、すてきな関係です)。
先生の過去も、複雑な経験を重ねていそうで気になりますね。
みそらちゃんの体が心配ですが、また、お伺いしようと思います。
作者からの返信
ぼんびゅくすもりーさま
コメントありがとうございました!
あまりにうれしい内容で何度も読み返しておりました……!
声楽の歌い方は日本人にはないものですから、苦手意識があって当然だと思っています。骨格が違うんですよね。
>解釈の楽しさを見た気がします
ここ、ほんとにありがとうございます!
そうなんです……歌い手、演奏家によって違うからこそ音楽は面白いんです。同じ曲でも、同じ表現はふたつとないです。
>うっかり、数年後の外伝の方をある程度読み進めて
ああーこれですね! 最初、更新の順番などに迷って、途中の息抜きで書いていたところをアップしてしまって。いや申し訳ない……
いまだに本編に組み込むか迷っております(該当する箇所があるので…)。
「どろっとした中にも静寂と音が描きだす空間」
このお言葉、ずっと大切にしたいなと思っています。
ほんとうにおっしゃるとおり。どろっとしているのも人間の本質で、そこから逃げることは、みそらたちにもできないものです。
それは次の章、その先にもしっかり引き継いでいくので、そこも――音楽というよりも、普遍的な人間のようすを楽しんでいただければうれしいです。