第3話
「ん!めっちゃ美味しい」
《でしょ!》
「紗良のも食べたい」
《いいよ〜、交換しよ!》
「うん!」
「「美味!!」」
「んふふ」
《ハモったねぇ》
「次来た時これ頼もうかな〜」
《私は頼まなかった方にしようかな笑》
「え〜笑」
《あはは、また来ようね!》
「うん! そろそろ行く?」
《だね》
ご馳走様でした〜と言いながら二人でお店を出て、駅に向かって歩き出した。
「電車何分?」
《20分後と45分後》
「じゃあのんびり行こ〜」
《だね》
お互いよく喋る訳じゃないからたまに沈黙の時間が訪れる。
でも気まずい訳じゃなくて寧ろ心地良い。
多分お互い時間の流れが一緒なんだろうな〜なんて、ポエムみたいなこと考えてたら、
《今何考えてた?笑》
「え、内緒笑」
《何かに浸ってる顔してたよ笑笑》
「嘘だ〜」
《ほんとほんと。名言考えてたでしょ》
「ちゃうわい!笑 名言じゃなくてポエムだわ」
《一緒やろ笑》
「全然ちゃうわ笑 ポエムは思想やん、名言はただの名言や」
《説明になってないわ笑》
「確かに笑笑」
何て話してると駅に着き、間もなく電車がやって来た。
私の方が早く降りる為、すぐさよならになってしまう。
「また明日ね〜」
《うん!ばいばーい》
こうして今日の勉強会は終了した。
ゆりの葉 海澤晴菜 @haruna0829
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