第2話

紗良と初めて喋ったのは、学校が始まって2ヶ月程経ってからだった。


共通の知人(きょんちゃん)によって紹介された紗良は、凄くフレンドリーな子だった。


私が一緒に居た梓とも直ぐに仲良くなり、4人で行動する事が多くなった。


紗良と私はよく遊びに行くようになり、お互いに恋愛相談もするようになった。


2人で過ごす時間は楽しくて、紗良の方が頭も良かったから勉強も教えて貰っていた。


《七海、今日部活ある?》

「無いよ〜」

《じゃあ今日残って勉強してかない?》

「良いよ!」

《ありがと!終わったら、ちょっと寄りたいとこあるんだ》

「どこどこ?」

《内緒》

「なんでよ笑」


なんて会話をした後、放課後になり、勉強も終わって、紗良が行きたい所に行く事になった。


「は〜、お腹空いたね〜」

《ふふっ》

「なに笑」

《そんな七海を連れて来たかったとこ、到着しました!》

「えっ何ここめっちゃ美味しそう!」

《お財布に優しくお腹いっぱいになるお店!》

「良いね〜!どれにしよう・・・・・」

《今何択?》

「2択」

《食べたいって思う物は全部食べればいいんだよ。体が必要としてるって事だから》

「それ未玖先生のパクリ笑笑」

《バレた笑》

「よしっどっちも食べよう。紗良は?」

《決めた!》

「じゃあ入ろ〜」


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