応援コメント

(参加作品その2)漆黒の昔方(むかしべ) ~俺のすべては、此処に在る~(加瀬優妃様)」への応援コメント

  • 長い時間、自作品にお付き合いくださり、そしてこのように紹介してくださりありがとうございました。

    このシリーズは、そもそもたった1人のラノベ好きの親友に見せるために書いたものです。シリーズ3作目になります。

    中学・高校時代に物語を書いたことがある、しかもちゃんと完結させた、というのを信じてもらえなかったので(笑)、
    「じゃあ、ちゃんと1本の話を書くから書いたら読んでね」
    と念を押し、高校時代に書いたSFモノを異世界を舞台にした話に作り替え、リメイクしたのが1作目。(そしてそれが長かったのでもう少し短い話、と別作品をリメイクしたのが2作目)

    親友はラノベ好きなので異世界ものじゃないと読んでもらえないと思ったんですね。自分はその当時、全く読んだこともないのですが。(書いた時点ではweb小説サイトの存在も知らなかったです。)

    そしてその2作を読んだ親友が、
    「普通、異世界モノって異世界と現実世界を行き来するんじゃなくて、行きっぱなしなんだけど。だから、ちゃんと異世界を旅する物語を書いてみれば?」
    とアドバイスしてくれたので、その『異世界を旅する』というお題のもと、リメイクではなくイチから作ったのがこの『漆黒の昔方』になります。

    別サイトの方の感想も見てくださったそうで、ありがとうございます。
    中盤のソコは、読んだ方々はどうだったんでしょうね……?
    そう言われると、私も気になってきました。タグが悪いのだろうか。
    ちなみに親友はイッキ読みでしたし、細かい感想は言わなかったのでよくわからないです。

    別サイトで感想をくださった方々はオール完結後、シリーズの順番に読まれていたので、恐らく28話(北へ(5))の驚きの方が大きかったのだろうと思います。
    単独で読んだ場合、ここは特に何でもないシーンなのですが。

    仰る通り、序盤が長いのが致命的な欠点ですね。
    改稿するならこの辺をどうにかしないといけないのですが……あああ、多分、構成から何から全部変えないといけなくなるので、無理……。

    そういう、作者の私から見ても不備の多い作品を、たくさんの時間を使って最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
    自主企画に参加した作品は長編もすべて完読されるのですね。
    そうとは知らず……ああ、本当にお手数をおかけしました。申し訳ありませんでした。<(_ _)>

    改めて。
    自主企画に参加させていただき、ありがとうございました。
    他の方の作品の分析などもとても参考になりますので、引き続き拝読させて頂こうと思っております。
    この素敵な企画を心から応援しています。

    作者からの返信

     加瀬優妃様、コメントありがとうございます。

    >「普通、異世界モノって異世界と現実世界を行き来するんじゃなくて、行きっぱなしなんだけど。だから、ちゃんと異世界を旅する物語を書いてみれば?」

     これがWEB小説全盛の現代における異世界ものの一般認識であるならば、なかなか興味深いですね。
     私自身、転生・転移ものを書いておきながら、そうしたジャンルに少し気持ち悪さを感じていたのですが……。私が「気持ち悪い」と感じる理由の一つが「現実世界から異世界へ移動するところから話が始まっているのに、現実世界へ戻らずに終わるからだ」と気付かされました。
     それでは物語の始まりと終わりが対応していない、という気持ち悪さです。現実世界へ戻らずに終わるのであれば、物語のスタートも異世界から始めて、転移・転生については途中で回想程度で済ませるべき。そうすれば最初と最後(プロローグとエピローグ)がキッチリ対応するからスッキリする、という考え方です。
     昔買ったライトノベルの中には異世界召喚ものもありましたが、実際そこでは、きちんと現実世界へ戻ってくる形でした。だから、それが普通だと私は思っていたのですが、時代が変わったのでしょうね……。

     その点、この作品は、最初に異世界へ呼ばれた理由がはっきりしているので「目的を果たしたら現実世界へ帰還するのだろう」という安心感を抱きながら読んでいました。古き良き商業ラノベの香りを感じた、と言って構わないでしょう。紹介文ではネタバレを避ける意味で敢えて書きませんでしたが、だから実は一番の驚きはラストでした。「ああ、ここで終わってしまうのか」と。
     確かにこの作品だけで一つの冒険は終わっているので立派に完結作品なのですが、上述のような観点から惜しいなあ、と思ってしまいました。でもこうしてコメントとして作品の成立経緯を教えていただいたことで「それならば仕方ない」と納得した次第です。