後輩たちと共に、天体観測をする二人の三年生。彼らの交わす会話から、それぞれのキャラクターと関係性が見えてきます。まず、握手を距離で示すという発想に脱帽しました。「はじめまして」で握手を交わす。その一瞬の出来事が、丁寧に描かれています。過去と現在と、そして未来とが短い間に交錯する、部活動という場も上手く落とし込んだ作品だと思いました。