第4話 かくして、平和は維持される。
こういうことばかりしておりますから、私は相も変わらず独身のままです。
しかし、これでいいのです。
自己の平和を守るためには、とことん武装しておかねばならんのです。
こういうと、わけのわからん武器を自宅に装備するのかとか何とか、わけもわからぬ犬猫のじゃれ合いレベルが精一杯の低能が沸いて出てくるのが相場ですが、こういう無礼な申入れを排除するのに、物理的に相手を殺傷する武器などいらないのです。
要は、「物理的な武装」ではなく、「精神の武装」が必要なのです。
これなくして、平和は維持できないのです。
いくら、「物理的な武器」があっても、ね、駄目なのですよ。
自らの自らによる自らの平和の維持は、「精神の武装」なくしては成立しえないのであります。しかもこれは、「武器」を購入するような金も要りません。ただし、強靭な精神と強い思いなくしては、決して、維持できないものなのである。それは金やそこらで買えるものではないということは、ここでしっかり申し添えておく。
平和維持のためには、「問答」など無用。侵入者に一度は警告するが、警告を聞かないようであれば、問答無用で排除あるのみ。相手がいくら「ためを思って」いるとほざこうが何だろうが、そんな「情緒」に訴える言動に聞く耳を持つことなど、一切無用であります。人生は短い。無駄なことをしている時間などないのである!
ここまで徹底してこそ、テメエの平穏な生活が維持できるのである。
実力粉砕 与方藤士朗 @tohshiroy
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