エイリアンVSプレデター的な人間モンスター達のスクールカーストもの

序盤、胸糞悪過ぎ!って思ったけど三話で良い意味で印象が変わりました。諸行無常、盛者必衰のスクールカースト物語じゃないですかww

三話で竜彦君も別に性格が特別良いわけじゃない、なんなら穂高くらいやらかす可能性や権力をかつて持っていたとわかったことで、そういう世界観の最悪スクールカーストとしてぐーんと読みやすい作品に。あと竜彦君は修治をやけにお耽美に綺麗に描写してる(下手したらヒロインの姫香ちゃん以上?)が、別に彼も特別性格が良いように見えなかったです。特に最後のアレとか最悪すぎて笑っちゃったし、二股、いや三股疑惑まであるし。

というか登場人物全員性格が悪いのでバランスが取れており、人間性モンスター、エイリアンVSプレデター的なスクールカースト物語として最後までとても楽しく読めました。主人公も寝取り男(BSSの範疇?)もヒロインもその他いじめっ子野郎共もぜーんぶチェーコフの銃で綺麗に一掃されたし気持ちいい〜!最後の声は誰だったのか。多分殺した人らの誰か、竜彦くんのイメージ的なものかな。

コレを作者も企画主も忌み嫌う理由はなんとなく理解出来るんですが、キッチリ「そういうもの」として焼け野原的に書き切られてるのは別の爽快感があったし、オフィーリアやチェーコフの銃などのモチーフも中二っぽくカッコ良く綺麗に表現されてるし、個人的には面白かったです。

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