年頃の女の子二人が、どうして二十五歳の男の人と同棲しているんだろう?
その経緯が特に語られず、お話が進んでいくところが何とも不思議だなあと思っていたのですが。こう書いて薄々感じとる方も、ラストの腑に落ちる落とし方には、納得がいくと思います。
何故なら、この物語は二人の女の子の今どきな会話といい、中間で起きるドキッとする出来事といい、非常に手慣れた丁寧な筆致で、きちんと描かれていますので。ぜひ、一気読みがオススメです!
それにしても「好きでいていいよ」って慰めてくれる女友達が近くにいるってほっとしますね…そのやりとりが一番きゅんでした。