女子大生が起立性調節障害を治しながら就活頑張る話
ぽや
プロローグ
皆さんは、起立性調節障害という病気をご存知だろうか。
起立性調節障害というのは、起立時にめまいや動悸、失神などが起きる自律神経の病気である。小学校高学年から中学校の思春期の子どもに多く、中等症や重症の場合、朝なかなか起きられないことから不登校につながることもあるらしい。
私は、小学校から今現在までずーーーーーーーーーーっと朝ひとりで起きられなかった。小学生の時、コラシ○の目覚まし時計を付録で貰った。普通はあの時計をきっかけにしてひとりで起きられるようになるのだろう。しかし私のコ◯ショは朝、声を発してもずっと無視され続け、私の母に音を止められていた。コラ◯ョは悲しかったと思う。ごめんね。
そんな話をしたいのではなくて、とにかく私は親に起こされないと学校に行けなかった。私が不登校にならなかったのはひとえに親の努力である。ほんとうに感謝している。感謝はしているが今までひとりで起きられるようになろうと思ったことはなかった。
そんな私が大学生になってから、ずっと行くのを渋っていた病院に通い出したのは何故なのか。それには将来に関わる重要な問題があった。
かなり前だと思うが、アナウンサーが生放送に遅刻したというネットニュースが流れた。理由は単なる寝坊だそうだ。それを見た時、
私だ、と思った。
私の将来の夢はアナウンサーである。アナウンサーになれるのかどうかは一旦置いておいて、このままアナウンサーになったら。
少し仕事に慣れた頃に油断して寝坊をし、遅刻して、ネットニュースになって全国に流れ、コメント欄で叩かれ、早々に無職になる未来が見えた。
絶対に大学生のうちに起きられるようにしなければいけない。
就活、という一大イベントを控えた大学生になってから決意したのである。決意が遅すぎる。自分でも馬鹿だと思う。
少し言い訳させてもらうと、部活や勉強、そして受験に追われ中学、高校のときはとにかく時間がなかった。だから今までの日常をだらだらと続けてしまったと言うわけだ。
これを書いている時点で通院を続けて丁度一年くらいである。最近素敵なエッセイを読んだので、私もこんなエッセイを書いてみたいと思い日記がわりに通院の記録を付けている。これから治療過程と就活のお話を書いていきたいと思っている。
自分用に書き始めたエッセイだが、ここまで読んで少しでも興味を持ってくださった方は、暇つぶしにでもこれから読んでいただけたら嬉しい。
女子大生が起立性調節障害を治しながら就活頑張る話 ぽや @poyanovels
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