このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(20文字)
日常の中に荒唐無稽を紛れ込ませる巧みな語り口が素晴らしいです。読んでて改めて気付きましたが、倉明さんの作品は少し引いた視点から登場人物を見つめる冷静さがあって、それが知的で品の良い軽妙なユーモアに結び付いているのかなと思いました。パステルカラーで描かれたイラストのような物語です。