不気味さ異質さ狂気さがかっこいい!

・HJネット小説大賞2021後期受賞作品で書籍化しています。

・主人公の頭のネジがどれだけ飛んでいるのかを街頭アンケートや通り魔を使って分かりやすく表現されていました。こんなダークな主人公好きです。

・主人公が既に転生者であることが明かされたのは衝撃的でした。だから頭のネジが、頭の構造が少し違うんですね。納得。

・神様的存在が何を企んでるのか気になる。何事にも物怖じしない主人公かっこいい。

・古代遺跡で回避不可能な罠の餌食にされ無慈悲に死んでいく冒険者たち。なんとも言えない冒険者たちの死がこの作品の『恐怖と支配』のテーマにも繋がっていると感じた。主人公の不気味さ異常な精神も相まってすごく良き。

・『即死』と書いて『アストロア』と読む。めちゃくちゃかっこいいなと個人的に思った。そもそもの話『即死』って技がかっこいい。『第一級人物鑑定』の『アグ・スフィア・ララロ』も無駄にかっこよすぎる!

・「世界平和ですよ」その一言に主人公の不気味さ異質さ異常さ狂気さそして信念や野望など様々なものが含まれていますね。このセリフの重要さがものすごく伝わりました。

・主人公と牛鬼の戦いは圧巻です!

・力を得るには才能と努力と運が必要だと言うカルロ。ごもっともだし、『運』も必要だと言ってるところが好き。才能と努力と運の三つの要素が大事なのだと教えられました。

・威厳のある一人称で『吾輩』を選んだところがカルロを受け継いでる感じがしてすごく良き!

・眷属たちの集まりで圧倒的力を見せつけた主人公。これぞ呪術王!ダナへの拷問はマジでヤバいっすね。

・モーロックの登場には歓声を上げました!流暢に喋れるようになっていた理由にも納得!

・『真実とは見る方向によっていかようにも変貌する』これまた素晴らしいセリフを主人公が言っています。

・回覧板となったラーベルクは衝撃的ですね。ですが呪術王らしいやり方です。常軌を逸してるところが本当に素晴らしい。

・ウベルトの正体にも驚かされました。あとウベルトの喋り方がWEBと書籍で違うのが良い発見です!