満日書紀
むかしむかしのそのむかし。
豊かになりすぎたせいか、争いが起こり始めたのです。
たくさんの物が壊されました。たくさんの建物が焼かれました。たくさんの人が殺されました。田畑も焼かれ辺り一面焦土が広がり始めました。
神々は人の愚かさに嘆き、哀しまれました。しかし、いくら止めても
これに大層腹を立てたのは大地と黄泉を司っている女神様です。
「人というものはかくも愚かだ。中でも
男を創られた天空と太陽を司る女神に世の有り様を慨嘆なさいました。
「貴様の作品がこのような外道ばかりなせいで黄泉の国には男子よりもか弱い女子や子供で溢れておるわ。この沙汰をどうするつもりか」
天の女神様は静かに涙を流しながら仰いました。
「
そう言うと地にいた全ての男子を自らの中へと再び収められました。
後に残ったのは女子だけ。しかし、男子と交わらねばいずれ人は絶えてしまいます。そのため天の女神は仕方無しに残った女子の半分に男根をお付けになられました。
こうして、
貴女に花を 紗川翔琉 @novel922
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