ぜひ、終戦記念日に読んでみよう!かつての先達達の想いが蘇る!

終戦記念日の日に読んでみたい作品。

乗っているのは少女であることが、余計に哀れさを誘う。

こうした特攻隊員達があっての、今の日本、かもしれないが、このような方達が居たことを忘れない事は、戦争を考えるうえでの一つの確たる座標軸を提供しているように思う。

今では、守るための自己犠牲が、なにも、戦争でなくとも、命を懸けて戦う意味においての確たる動機になっているわけです。

守るために、命を懸ける。
それは、最後に取るべき、悲しい選択だと思えてならない。

そして、その行為は尊いとされる。

それもあるが故にか、歴史は繰り返され、命を懸けて戦う物語も、その悲しい選択に、最近は安易に縋っている。

悲しいかな、人間の性なりや。