俺のテントに女子高生と思しき見知らぬ美少女がいて寝ているんだが、襲ったら犯罪ですよね...? でもなんか、逆に俺が襲われる羽目になりました。馬乗りになって俺が抵抗できなくしました。汗汗

雲川はるさめ

第1話


ソロキャンプしてたら社畜の俺のテントに明らかに女子高生と思しき見知らぬ美少女がいて寝ているんだが、襲ったら犯罪ですよね...?

でもなんか、逆に俺が襲われる羽目になりました。馬乗りになって俺に対抗できなくしました。汗汗


本日はとにかく気持ちのいい晴天だった。


ソロキャンプ場にて。時刻は12:00を少し回った頃だった。

清流の音を聞きながら。ぶなの木や白樺の木に

囲まれながら。

俺は火を起こし、スキレットで目玉焼きを焼き、更にそれを食パンに挟んでホットサンドを作り食べていた。

その後は一人用のテントで昼寝でもしようと

思っていた。


やがて、食べ終わり、

俺はテントの入り口から中に入ったんだが、

ぎょっとした。



「え、誰!?」


「ちょっと!テント間違えてますよ...」


そう、声をかけてみたのだが、

その見るからに若い女の子のその寝顔は

可愛すぎてぴくりとも動かない。


それにしても。

シワひとつない、雪のように白い肌。

髪の毛はロングでサラサラ艶々。

発育はとてもよくて、ピンク色のチビTシャツの胸元は

いまにもはちきれんばかりに大きく盛り上がっていた。


巨乳なのに。


ウェストのラインはきゅっとしており、

59センチくらいしかないんじゃ...と思った。


まさにぼんきゅっぽん。

お尻もでかい。


水色のサロペット姿が可愛いかった。


俺がテントの中に入り、

肩に手をかける。


起きないんだから、

触ってもいいよな、、


触るくらいなら犯罪にはならないし...


ゆさゆさと揺すると。


「ん...」


と目を覚ましてくれたようだった。


俺は早口で続けた。


あまりの美少女に慌てていたんだ。


「あ、えっと、なんでここに?」


「あのですね!わたし、桧山さんを襲いにきました!」


「ちょっと待て。なんで俺の名前を知っている??」


「俺は君のこと、全く知らないんだが...」


「説明しますと!あんまりうまく話せないかと思いますが、わたし、家族でキャンプに来てたんです!」


「うん、それで?」


「それで、ちょっと下流から上流に向かって散歩してたら、キャンプ中の桧山さんを見つけちゃったんです」


「うんうん」



「で、誘惑しよーと思いました!!」


「いや、よく分かんない。

何をもって俺を誘惑しよーと思ったんだか

分かんない」


「好きなんです。わたし、貴方のこと!」


「いやだから、なんで?

俺は君のこと全くと言っていいほど

知らないし!」


「わたしはちゃんと覚えてますよ!わたしが

男の子みたいな子供時代に!髪の毛短くて、

男のこに間違われられてた時に!

家出して、公園のベンチで雨に打たれてた

泣いていたわたしを拾ってくれたじゃないですか!!お風呂も貸してくれたし、

子供の洋服も買いに行ってくれたし、

あったかいご飯も作ってくれたじゃないですか!!」



「えーと...」


「現在から遡ること、8年前ですよ!!」


「ちなみに。わたし、いま、17歳です!」


「えーと、8年前か...」


まぁ、そんなことあったけど。


あんときは1日だけ実家に泊めてあげて頑張って説得して

家に帰したな。


「塾がいや?バレエとかの習い事がいやで

逃げてきた??おまえ、ちゃんと親に自分の気持ちを伝えたのか?」


ぶんぶん、と首を振る少年。


「はっきり言わなきゃだめだろ??」


「ううう...」


「分かったか?

今日はもう遅いから泊めてあげるけど、

明日の朝には帰ってくれよな」


こくこく、と素直にうなずいた

少年にその日の夜は俺のベッドを貸してあげてたんだ。そーいえば。


「俺は男の子だと思ってたんだけど。

おまえ、女の子だったんだな」




「うん!厳しすぎるバレエの習い事したくなくて、

男の子になってたの!!反抗してたの!」




「で、今は、反抗期が過ぎて、

美少女になった、と?」


「うん!」



この直後。


俺は彼女に押し倒された。


そんでもって。


身動きが取れないよーに、

馬乗りになって俺を誘惑してきた。


「美少女って言ってくれたね!?

ヤバイ、すごく嬉しいな!」


それから右頬に俺は

き、キスされた。


「いや、おい、やめろ、、」


「やめないよ...!」


「おまえな、家族がいるテントに戻れ!!」


俺がそう叫ぶと。


彼女は嬉々として言ったんだ。



「今日、ただいま、私は家出中!

家族の元へは戻らないよ!

一晩泊めてよ!あの日みたくさ!!」


って。















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俺のテントに女子高生と思しき見知らぬ美少女がいて寝ているんだが、襲ったら犯罪ですよね...? でもなんか、逆に俺が襲われる羽目になりました。馬乗りになって俺が抵抗できなくしました。汗汗 雲川はるさめ @yukibounokeitai

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