第18話 セクシー美少女とニート少年
「うるさいぞっお前たち! いま何時だと思ってるんだっ!」
騒いでたレーネたちより
ほど近い
「ホントに、セクシーだな……」
「ロアンのロリコンっ」
「ちょっまっ、」
レーネの誤解をとく間もなく、
「いえ、あの胸の大きさ。やっぱりロアンさまは”ロリおっぱいコン”ですっ!」
「「ちょっとぉ!?」」
オレとセクシー美少女の、抗議が重なる。タトラは
「早朝から騒いで、注意されたらセクハラなんて……っ!」
うんうん、この際もっと言ってあげてよセクシー美少女ちゃn、
「サイテーな男だぞっ!」
「なんでオレっ!?」
ちゃんと鳴いた
「まあ、ロアンさまもセクシーと
「サウス・エンペラー・フェニックス・ユース(South Emperor phoeniX Youth)、略して
「言霊より前に、頭文字をとったら
「そんなことオレに言われてもっ? 犬の芸をチンチンと言う的なっ!?」
教えて名付けたエロい人っ!
「下手な言い訳までして情けない男だぞ」
「なっ!」
木の枝から、セクシー少女がスッと降り、タトラの語気がスッとあがった。あれれ、タトラってこんな短気でしたっけ? なんて思う間に、
「やめなよホゥ、悪い人間だったらどうるんだよぅ」
「違うぞマモ、悪いやつだから懲らしめるんだぞっ」
大木に隠れてたニートの少年が、セクシー少女をなだめ一蹴される。ニートはマモ、セクシーはホゥという名前らしい。2人とも
ともあれ、見た目だけは可愛い美少女に振り回される、なんて可哀想なマモ少年、
「まあ、立派な
「マモは優しいだけだっ、馬鹿にすると許さないぞっ!」
「そっちこそ、ロアンさまを馬鹿にしたら許しませんよっ!」
タトラやホゥ、物騒な女の子たちに振り回されても、
「なら決闘だっ、もう泣いても許さないぞっ!」
「いいですよ、望むところです!」
平和を築けると信じて、
「いや、そんな出会ってすぐ戦わなくても……」
「ロアンさま……何か、
タトラが虫も殺さない笑顔で、殺気を
頼れる兄貴分を見るようなマモの視線に、さすがのオレも覚悟を決めた。種族は違うけど、少年にお手本を示すのが大人の役目だっ! マモ少年、オレの生きざまを見届けてくれ……っ。
「お互い怪我しないよう気をつけてねっ!」
誰にも角が立たないように主張を通す、これが大人の精一杯だっ。あとは君に託したぞ、マモ少年っ!
「ふん、怪我なんてする訳ないぞ。マモ、盾になるのだ」
動かない悟った目の少年は、ホゥの左手で盾となる。六角形の、素晴らしい甲羅の盾に。
「よし、サービスだ。アタシは動かないから思いっきり打ってこい。マモの凄さをみせてやるぞっ」
最強チートか美少女ハーレム、どっちがいい? 両方だ!と言えるくらいが丁度いい!(願望) 半濁天゜ @newx4
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