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  • 誰が英雄を殺したのかへの応援コメント

    いないじゃん、英雄。
    そこにいたのは理性を失くしてしまい、英雄を名乗りたかった一人の人間「だった」存在だけ。
    と書いたものの、極限状態で人としてあるべき行動が出来る人間てどれほどいるのだろうなぁとも考えてしまいました。
    おかしいと思いつつ「それが正しい」と言われ、己の行動に心を苛むよりも人間って楽な方を選びがちですからねぇ。
    理性を持ちえないサソリが一番正義を執行しているというのもなかなかに皮肉なもの。
    理性を保てるうちは、生きているうちは正しき道を歩みたい。
    そう自分は思いました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    まさに!
    私の言いたかったことを残らず捉えてくださってて嬉しいです!!
    平常時には常識的な人であっても、極限状態に陥ったら正気を保つほうが難しいはずです。
    『英雄』なんて言葉は、言い訳にすぎませんね。
    サソリはサソリで、自分のテリトリーを守っていただけなんですが、結果的に正義の存在のように見えてしまいます。
    何が正しいか、その定義って曖昧なもので、見る人や状況によって簡単に揺らいでしまうでしょうね。
    深く読み取っていただけて、ありがとうございました!!

  • 誰が英雄を殺したのかへの応援コメント

    コメント失礼します。

    俺は英雄だから権利があると異国の娘を犯しながら殺したことからは、何というか英雄という言葉に彼が乗っ取られてしまったように思えました。つまり彼の主体性が欠落していった?だからこそ彼は狂気に飲み込まれてしまったのかなと思いました。でも彼の立場になって考えてみれば、あの状況では何かに縋りつかなければ、やっていられないんじゃないかとも思います。それが英雄という曖昧模糊な言葉だった?

    そして、誰が英雄を殺したのだろうかと考えてみました。
    彼らを殺したのはサソリだった。それは厳然たる事実だ。だが英雄を殺したのは本当にサソリだったのだろうか。明確な答えなどないとはわかっているが、僕は思う。少し厳しい意見だと思うのだが、英雄を殺したのは彼ら自身だと。戦争だから仕方ない、英雄になれるのだから良いじゃないかと大きな流れに疑問を呈さず、考えることを放棄してしまった彼ら自身なのだと。

    最後に、この物語は僕的にはストライクゾーンど真ん中でした!
    思考の幅が広がる物語をありがとうございます!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    この作品は割とどうとでも取れるように書いたので、読んだ人の印象や解釈で良いかなと思うんですが。

    >英雄を殺したのは彼ら自身
    おおお!
    実は私自身も、そのつもりで書きました。
    もっと言えば、真の英雄なんてものは初めから存在していなくて、偶像として作り上げた『英雄』という概念を自らの手でめちゃくちゃにしたような感じですね。
    人として考えることを放棄せざるを得ないような極限状態は恐ろしいです。

    ストライクゾーンど真ん中!めちゃくちゃ嬉しいです(*≧∀≦*)
    こちらこそありがとうございました!

  • 誰が英雄を殺したのかへの応援コメント

    終わり方が、すごい…!まさにそこでこと切れた感じで。
    戦場は色んなものを狂わせますよね…みんな、こんなところに来なければごく普通の人たちだったかもしれない。でもこうなってしまった。これもまた、間違いなく人間の一面。
    結果的には、蠍こそが英雄になりましたね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    ラスト、ちょっとインパクトを狙いました!
    仰る通り、きっとこの兵士たちはみんな平時にはマトモだったはずだし、返せば誰もがこの状況下では狂う可能性があると思います。
    名もなき英雄。サソリもまた、ただそこで生きていただけの存在でした。

  • 誰が英雄を殺したのかへの応援コメント

    うわ、怖い!
    やっぱり一番怖いのは生きてる人間なのですよね。極限状態でも、せめて人間らしく生きたいものですよね。まぁ、そうしたところでサソリは関係なく刺して来そうですが。笑
    相変わらずの素晴らしいリーダビリティ、やはりさすが! 面白かったです!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    命令とはいえ人を殺して、極限状態に陥ってしまったら、人間性が狂ってきますよね……
    そして対象の人間がどうであれ、サソリは侵入者を攻撃します笑

    本作はいつも以上にソリッドな文体にしてみました。
    面白かったと言っていただけて嬉しいです(*´ω`*)

  • 誰が英雄を殺したのかへの応援コメント

    狂った人間を見事に殺していったサソリたちこそ、英雄かもしれませんね。
    罪なき子を守るには少し足りませんでしたが。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    大義名分の下で狂っていく人間は恐ろしいですね。
    ここでサソリに襲われなければ、もっと犠牲者が増えていたかもしれません。
    素敵なレビューも、ありがとうございました(*´∇`*)

  • 誰が英雄を殺したのかへの応援コメント

    こんにちは。
    戦争で狂っていく人間を、「俺は英雄だ」という言葉が象徴しているような気がしました。実は隊長も、ずっと以前はまともな人間だったのかもしれませんね。
    すべての罪も哀しみも洗い流していくのがちいさな蠍というのがいいですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    確かに、自らを英雄と思い込まねばならないほどの異常な精神状態だったのかもしれません。
    絶対的な強者は存在しませんね。サソリも、単にテリトリーを守っただけなんだと思います。

  • 誰が英雄を殺したのかへの応援コメント

    キャッチコピーは緩かったけど、過酷なお話でした

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    そこでギャップを作ってみました……笑
    レビューも嬉しいです(๑˃̵ᴗ˂̵)

  • 誰が英雄を殺したのかへの応援コメント

    荒涼とした世界観での、荒涼とした人間の心情。風景と心情とのリンクがお見事でした。荒れ果てた心の命を奪うのは、心のない生き物なのかもしれません。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    何が正義か、誰を英雄とするのか、特殊な状況下では判断基準が揺らぎます。
    そうなったら、人はきっと容易く狂いますね。。

  • 誰が英雄を殺したのかへの応援コメント

    こんばんは。
    最も恐ろしい毒ガスは、空気である。という話があります。地球の大気というのは奇跡的なバランスで、生き物の呼吸を担っているという意味なのですが。
    日本人ならではの、空気を読むという行為を踏まえるとまた違った意味になりますね。

    感想のくせに、前置きが長くなりました。
    要は主人公の『俺』も、隊長や仲間たちも、悪い空気に冒されたのだなと。
    旅の恥は掻き捨て、赤信号みんなで渡れば怖くない、というのも日本人気質とよく言われます。でも戦争の記録を眺めれば、どこの国のどんな戦争でもそういうことが起こっています。

    一朝一夕、一夜漬けのような力でも、持つ者は持たざる者を蹂躙できる。理不尽に襲われた人々にとっては、誰かの悪意によって生まれた突発的な嵐にみまわれたようなものです。
    それを正したのは、小さな暗殺者。現地の人たちが恐れながらも住み分けている、いわば土着の風。

    最も空気を読み、土地を自然に戻したのは、誰だったか。皮肉の利いたゾクっとするサスペンスでした。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    うおお、ゆきはさんのご感想に、伝えたかったこと以上の深いことが全部書かれている……! このコメントが★3つなんですが!笑

    主人公も隊長も仲間たちも、この状況下だからこそ残虐なことをやってしまったのでしょうね。
    戦争において敵国での大量殺人は、称賛されること。それが「正義」とされるからこそ。

    彼らは、踏み込むべきでない方法で踏み込んでしまった。
    サソリは不躾な侵入者を排除した。それだけのことでした。

    英雄なんて、真の意味では初めからどこにもいなかったんでしょうね。

  • 誰が英雄を殺したのかへの応援コメント

    一人殺せば殺人者 百万人殺せば英雄なんて言葉がありますが、大義名分の前には、人はどこまでも残酷になれるのかもしれませんね。

    そんな英雄達が一人残らず命を落としたのも、何かの因果なのでしょう。もう少し早く死んでもよかったかもしれませんが(-_-;)

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    >大義名分の前には、人はどこまでも残酷になれる

    まさにそれですね!
    この主人公も、どれほど残虐なことをしてもそれを正当化する理由を持ってしまっている……

    全ての因果が巡るまでに、多くの犠牲が出てしまいましたね。神はいないのかもしれません。

  • 誰が英雄を殺したのかへの応援コメント

    コメント失礼いたします。

    この主人公の男も悪いですが、本当に悪いのは戦争でしょうね。
    戦争自体が狂ってるんですよね。もしかしたら、この男も被害者かと思いました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    戦争はいろんなものを狂わせますよね。
    こんな状況下でなければ、この主人公ももっとまともな人だったはずです。

  • 誰が英雄を殺したのかへの応援コメント

    英雄と言う言葉は便利ですからね。
    そして、その言葉に逃げ込まなければならない程、追い込まれてしまう状況の怖さ。
    英雄を殺したのは罪の意識を便利な言葉に逃げ込んだ彼自身と異常な状況なのかもしれませんね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    正しい人が正義というわけではなく、戦争で勝てば英雄なんですよね。
    そうして正当化しなければ、やっていられない精神状態だったのだと思います。かと言って許されることではありませんが。
    素敵なレビューも、ありがとうございました!

  • 誰が英雄を殺したのかへの応援コメント

    サソリ……!グッジョブ……!
    しかし独りというのはこういう風に道を踏み外したときも、誰も止めてくれないし、誰も助けてくれない……独りはこわいですね……!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    サソリはサソリで、テリトリーに邪魔者が入ったから刺しただけなんですよね……!
    そうなのです。独りな上に極限状態、行動や感情が極端に振れがちですよね((((;゚Д゚)))))))

  • 誰が英雄を殺したのかへの応援コメント

    もしかしたら、ギリシャ神話のオリオンもこうだったのかもしれないと考えさせられました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    オリオンをイメージしてくださって嬉しいです(*⁰▿⁰*)
    素敵なレビューも、感激しましたー!

  • 誰が英雄を殺したのかへの応援コメント

    神経毒だから苦しかったろうね……。
    因果応報なのだが。
    ブラックすずめ姉さん。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    一番避けたい死に方の一つですよね……
    イベントの短編は気軽にいろんな雰囲気で書けるのが良いですね!
    素敵なレビューも、ありがとうございました!

  • 誰が英雄を殺したのかへの応援コメント

    自らを英雄とし、何をやっても許されると、狂ったように間違いを犯し続けた男。

    彼の死は、ある意味ハッピーエンドだったのかもしれませんね。
    喜ぶにはあまりにも、奪われたものが多すぎますけど(-_-;)

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    大義名分さえあれば、善悪の判断基準なんて簡単に揺らいでしまいますよね。。
    彼は死ぬべくして死んだと思います。

  • 誰が英雄を殺したのかへの応援コメント

    因果応報なのですが、それすら生ぬるく感じます。
    犯して殺して最後はくたばる彼に同情はできません。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    救いどころのないバッドエンドを目指しました。この男は他に堕ちましたね。