わたしは花粉症ではありませんが、犬アレルギーです。発作時のしんどい気持ちはわかります(どうでもいい)
さておき本作です。花粉の話です。違います。怪異の話です。
花粉症とか、蚊に刺されやすい体質とか。季節の変わり目に頭痛が起こるとか。日常の避けられない様々な状況(ステータス)があるとおもいますが、それに怪異が影のように引っ付いて離れない。これは確かに逃げられない。逃げようがない。
主人公のクールでしなやかな生き方が救いです。性格によっては発狂案件ですから。
光と影、水と油。本来交わることのない日常と怪異をハイブリッドさせる手法・着想が絶妙です。ぜひご一読を。