落ち行く雫
(まぁーた始まったよ、本当に飽きないよな)
下から聞こえる罵詈雑言に思わず顔を上げて、俺は心のなかで呟く。時刻はちょうど1時になりそうだった。下で聞こえる罵詈雑言はうんざりするほど聞いていたため、日常の何気無い雑音となっていた。そのため普段は本当に気にならない。だが、最近は特に罵りあいが増え、それにともない、両親は常に苛立っていた。しかも、罵り合う時間も声の大きさも増していた。無意識のうちに頭のなかで妹のことを考える。今年高校に入る妹は昔から俺と同様、幼少の頃しか愛されなかった。両親は共働きで収入は安定していたが、両者共にお互いを避けるようになっていた。いつしか、両親は毎日のように口喧嘩をするようになった。そうなる前からも妹の面倒は俺が見ていた。だが、父も母ももれなく子供に興味が失せたようだった。唯一朝食と夕食を作りおきしていた母も、顔を見ることが珍しいことになっていった。その作りおきも冷凍食品へと姿を変えたのは言うまでもないが。妹は甘えん坊だった。小学校に入るまでは母が面倒を見ていたが、転機だと思ったのだろう。小学校の入学と同時に仕事を変え、夜遅くに帰ってくることが多くなった。その結果、妹の面倒は俺が見ることになった。俺は勉強をそこまでする子供ではなかったし、学校も同じだから、帰り道は妹と一緒に帰った。友人はいたが、外で遊ぶ約束はほとんどしなかったし、するタイプの人間じゃなかった。だから、家に帰って一緒に妹と遊ぶ毎日を送っていた。お絵かき、ボードゲーム、映画。それはそれは楽しい日々だった。だが、社会の仕組みには抗うことはできないものだ。小6になった時、
『あなた達は中学生になるのだから…』みたいなことを担任の教師に言われた。この時、
(へぇ~、次は中学校か。中学校の次は高校。高校の次は~…)
なんて事を考えていた。だが、頭のなかで冷静な声がした。
“受験をしなければならない。勉強をしなければ!”
この声が俺を変えた。昼夜、勉強をして、その他のことは全て遮断する地獄の日々が始まった。いきなり遊んでくれなくなった俺に、妹は戸惑いを隠せなかったようだが、中学の始業式の時、制服を着ていた俺に
『仕事に行っちゃうの?』と聞いてきた。
『違うよ。詳しく説明してなかったけど、中学校に行くことになったんだ。ごめんよ、ずっと遊んだりできなくて。勉強が忙しくてさ』と返答した。この時に、妹も危機感を抱いたらしく、勉強をするようになった。(俺と同じで勉強は今までしていなかった。)それでも、この時、妹に悲しい思いをさせたも思っていた俺は中1、中2の時は妹と遊ぶことを少々勉強より優先させたが、妹も中学に入ると宿題によって“遊ぶ暇がない”という状態に追い込まれたようで、遊ぶのを断るようにもなった。以降、あんまり、積極的に話すようなことがなくなり、会話量が減った。でも、それでも、仲は良いままだった。だが、妹は少しばかりデリケートというか、外部が触れてはいけない事柄を抱えてしまっている。そう、失恋だ。妹は失恋をした。“好きな人ができた”と俺には話してくれたが、いつ告白するかまでは知らなかった。妹の高校の始業式の日まで頭に浮かんでいたのは
(高校違うし、ますます離れていっちゃうな~)ぐらいの寂しさからきた考えだったが、始業式から数日たって異変に気づいた。中学を卒業してしまえば思い人との接点は失くなる。思いを伝えられたかどうかはわからない。だが、心に傷をおったことは確かだ。そんな妹の気持ちを両親は少しでも知っているのだろうか。異変に気づいているのだろうか。
“気づいてるわけねぇだろ。バカか、お前は”冷静で冷ややかな声が頭のなかで淡々と告げた。
わかってるよ。そんなこと。そんな声に心のなかで返事をした。もう何年もまともに顔と顔を向き合って相手の目を見て話していない。両親の顔は辛うじて思い浮かべることができるが、この度に嫌悪感が心のなかを満たした。“うちはうち、よそはよそ”とはよく言ったものだ。世間一般的に言われる“普通の家庭”とはほど遠い自分の家庭はもはや空っぽの箱のようだった。というより、空っぽの箱そのものだったという方が適切だろう。なぜなら絆や愛が姿形はおろか影すら見えないからである。そんな風さえ吹けば簡単に吹き飛ぶわらの家にもガタがきていた。両親の口論の内容が現実味を帯びてきたからである。誰もが想像できるだろうが、愛なき夫婦に訪れるのは破局だ。離婚という言葉がいつのまにか平然と飛び交うようになった。両親の口論では慰謝料だの養育費だの様々な言葉が現実味を帯びるのに合わせて激しさが増していた。もっともそれが増すのは子供の話をしている時だ。両親の間でまるでボール鬼のボールのように相手にボールを当てて、そのボールを相手のものにさせたい。押し付けたいという思惑が隠れもせずに、まるで太陽のように絶対的であるように場の空気を、全てを支配していた。両親にとって、自分と妹はいらない存在なのだ。お互い、想い人がいるのだろう。想い人とやり直したい、そこに前世の遺物を持ち込みたくない。互いを互いに嫌っているからこそ、その創造物たる子供など持っていきたくないのだろう。ま、子供ながらの勝手な想像だが、想い人と一線行ってるのではないだろうか。
結局、子供を押し付け会うという不毛な事を繰り返す両親に愛情はない。唯一、自分が愛情を注いでいるのは、妹だけだ。ブラコン?そう言われようと構わない。俺は、妹の事は守り通さなきゃ行けないと思ってるし、俺は、妹の事しか愛したことがないからだ。妹の一挙一手に意識してしまう。それはもちろん、兄妹としての愛情だ。異性とはもちろん見ていない。だが、傷ついた妹をそっちのけにする両親には心のそこから殺意を覚えているから、それくらい妹のことを愛しているのだろう。そんなことを考えながら、ボーっとしてたが、両親の大きな声での口論が俺の精神を揺さぶった。
(あぁ、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい)
“黙らせようぜ、殺っちまおう”
心の中で感情が喧嘩を始め、心の中が入り乱れていた時、冷静な声が響いた。
“外に出よう。外の空気を吸おう。夜の散歩をするんだ。気分を変えよう”
この声に心の状態に危機感を募らせていた正気を保って喧嘩をしていなかった感情たちが賛成し、脳細胞はこの命令を肉体に下した。俺は部屋を出て、階段を下りると喧騒の原因である両親のいる居間の前を素通りし、玄関のドアから夜の涼しい闇の中に足を踏み入れた。せっかちな親のどちらかがポストの横に新聞を置いている。明日、と言うより小一時間もたてばやってくる新聞配達のバイク乗りが持っていくんだろう。家の玄関は石の玄関ポーチがあってその先にコンクリートで出来たポストまでの道と言うには短すぎるそこを通りすぎながら芝生が植えられている小さな庭に目をやった。誰も管理しないから雑草と芝生がボウボウに生えているそれは小さな原生林と言うべきものにまでなっている。以前その原生林のなかをカマキリがいたのを見てから俺は足を踏み入れていない。俺は幼い頃から虫が苦手だった。足がうごめき、己とは違う形をしたそれを俺は恐れた。だが、妹は違った。妹はお世辞にも友達が多いとは言えなかった。だが、何事にも恐れる、躊躇うということが少なかったと思う。虫に関しては躊躇することなくカマキリの胴を親指と人差し指でつかんで見せた。あの時、怖がる俺をカマキリを持ったまま妹が追いかけたんだっけ。
昔の思い出が俺の頭を駆け巡る。
“不変を不幸と思うなら己の手で変えてみせろ”
ふと誰かの言葉が思い起こされた。
誰の言葉だ?偉人か。違う、誰だ、誰の言葉だ…
ふと焦りにも似た衝動が俺を支配した。どんなに思い出そうとしても思い出すことができない。俺は仕方なく考えることをやめた。思い出せないなら時間の無駄でしかない。冷たい風が俺に歩くことを優先させた
夜の風は肌寒いなどという感覚を通り越して腹の芯まで冷やしてきていた。家に戻るかどうか迷うほどの寒さだったから、さほど長い時間は外に居るつもりははなからなかった。
夜は冷える。外套の一枚でも持ってくれば話は違っただろうが、俺は考え無しだからそんなこと頭のなかに浮かぶことすらなかった。
はぁ。溜め息をついて空をあおぐ。
意味もなく輝く夜空の星はまるで俺のようだった。意味もなく、勉強をして、意味もなく、学校に行って、意味もなく、友達と駄弁って、意味もなく、食事をする。
星が輝くのと同じように、普通の人間にとっては意味があることでも俺にとっては意味の無いことだ。何一つ意味がない。だって、そこに、幸福はない。未来はない。色彩はない。笑顔がない。あの笑顔が。
屈託のない、満ち足りた、あの、妹の笑顔が、そこにはない。
でも……なにもできない。俺には、何も、何一つ…声をかけることも、話を聞くことも…だって、関われないもの。関われるものではないもの。
俺は、恋愛をしたことがない。気持ちなんてわかるわけない。そういう意味では部外者。外野なのだ。
下手に触れて、繊細な妹を傷つけたくない。もし………傷つけるようなことがあれば、もう、あの笑顔を俺を見せることはないだろう。
そんなことは絶対に嫌だ。だから、俺はなにもしない方がいい。しなくていい………。そっちの方が、妹にとっては良いことなんだ。俺は妹の事を第一に考えなきゃ。俺にとって、本当の意味で妹しか残されていないんだから。
寒い。さすがに長い時間外にいると体が冷える。
はぁ……。
ろくでもない。生きる意味がわからないのに、生きているなんて。なにもできないのに、何かしたいと思うなんて。
なんで人間はそんなに高望みしてしまうんだろう。
人間だから、なのかなぁ…。
近くでサイレンがなっている。
音のする方を見ると、大きな黒煙が上がっていた。
火事か。ガスコンロが爆発でもしたのかね。
はぁぁ。何度目の溜め息だろうか。
夜の町はどこまで歩こうと同じような家が立ち並ぶのみ。どこか虚しささえ感じさせる家々になんだが何もかもが冷めてしまった。
何も求めない、何も欲すことはない。何一つ望まない。家々を見ていると、そんな全てを諦める気持ちが何故か湧いてきた。
自分の生まれてきた意味も、為すべきこともない。ただ、誰かに利用され続ける。そこに、自分の意思はない。そう夜の家々は訴えかけてくるようだった。
昼に見えている明るい壁も、光を家に入れる窓も、全ては偽りにすぎず、今こうして俺の目の前に現れている家々こそが彼らの正体なのだ。
虚しさと悲しさと絶望と虚無が夜の町を支配しているようだった。
“お前もいずれ、近いうちに全てを失う”
“大切なものも、己が命も”
家々はそう語りかけてくるようだった。
いつの間にか俺の呼吸は荒くなっていた。
まるで、“お前もこっち側に居るんだよ”なんて言われているような感覚だった。後ろから風が背中を押すように俺に吹き付けた。
“来いよ”
夜の闇がそう告げているようだった。
“飲み込まれる!”
“逃げろ!”
俺の本能がそう叫んだ。
俺は必死で足を動かした。
(逃げなきゃ!逃げなきゃ!飲み込まれる!俺は、俺はまだそっち側じゃない!大切なものがあるんだ!)
そんな俺の思いとは裏腹に
“もう遅いんだよ”
なんて声が背中に届いた気がした。
全速力で家に向かって走る俺の耳に、けたたましいサイレンが飛び込んできた。
まさか、いや、そんな……。
半笑いで頭に浮かんだ悪い予想を追い出して、俺は走った。
(違う、違うよな。そんな訳がない、訳がないんだ!)
焦げた匂いが鼻につく。
(違う、違う、絶対違う。うちの近くだ。絶対にそうだ!そうなんだ!)
立ち上る黒い煙が濃くなっていくにつれて、野次馬だろう、人の数が増えていく。
(目障りだ!消えろ!)
暴言を頭のなかで吐き散らしながら、足を思いっきり動かした。
(もっとだ!もっと早く動け!休んでんのか!なんのためにあるのかちっとは考えろ!)
足が訴えた痛みも意に関せず、俺は走り続けた。
(違う、違うんだ、違うところだ)
そう思い込んでも焦りと不安は拭えなかった。
“もう遅いんだよ”
その声が、現実になる。事実になる。
その事だけが俺の頭を支配していた。
家がある通りに差し掛かる頃、壁が出来るほど人の数は増えていた。人の壁の近くに消防車があり、その消防車が放水するその先には、見慣れた外装の二階建ての家があった。
人の壁に躊躇いもなくぶつかって、容赦なく人を掻き分け突破口を開くと、一目散に家に向かって駆け出した俺に「ちょっと!」なんて声が後ろから掛けられる。
(うるせぇ!耳障りだ!)
太いホースで水をかける消防士達の横をすり抜けて燃える芝生を横目に石の玄関ポーチを飛び越えて、家のドアを力任せに開いた。
凄まじい熱気が俺を吹き飛ばした。コンクリートが俺の体を手荒く受け止める。
痛みを感じながらも俺は素早く起き上がりながら、ドアの先を睨んだ。
俺がドアを開けたのも要因の一つだろう。二階に続く階段の前は完全に火の海だった。
(関係あるか)
もう一度、家の中に入り込もうとした時だった。
「危険です!」
無慈悲に大人の手が俺の肩をつかんだ。
(邪魔だ)
俺はとっさに振り払うが、その振り払った腕を消防士はつかんで離さなかった。
「離れろ!死にたいのか!」
命令口調なのは相手を怯ませるためだろう。だが、そんなことは今の俺にとって関係のないことだった。邪魔物以外の何者にも俺の目には写っていなかった。
(死ねよ、お前が)
折り曲げた右足を消防士の胸に突き出した。
消防士がたまらず腕を離した瞬間に俺は走り出した。
上がり框(あがりかまち)を靴のまま飛び越えて、火の海に足を突っ込んだ。止まることなく階段を駆け上がり、寝室に走った。
ドアを開けると、そこには人の形に膨らんだ妹の掛け布団が見えた。
部屋のカーテンには火がついており、部屋の一番奥の妹の布団以外は火だるまになりかけていた。
俺は妹の布団に駆け寄ると、ひっぺがして妹の名前を呼んだ。
「!!」
俺の声に妹は反応しなかった。
(頼む間に合ってくれ、頼む頼む頼む)
俺は妹を横抱きで持ち上げると、玄関へと走り出した。時既に体のあちこちが悲鳴をあげていた。
ゲホッ、ゲホッ
(くっそ、煙を吸い込んじまったか)
俺は頭のなかで悪態をつきながら、階段を駆け降りた。
「貸して!」
階段を駆け降りた先でさっきの消防士だろうか、妹を受け取ろうと手を伸ばしていた。
俺は考える間もなく、妹を渡した。正直、人の手に渡すのは嫌だった。だが、妹のことを考えれば、今にもへたりそうな俺より、消防士の方が早く、運べるだろう。後は運次第だ。
「君も早く!」
そういいながら消防士は妹を持って家から出ていく。俺もそれに続こうと駆け出した時だった。
“もう遅いんだよ”
後ろからそんな言葉が聞こえた気がした。
振り向いた俺の目に飛び込んできたのは階段の腰壁に上がる火柱だった。
(まさか…な…)
そう思った俺を嘲笑うように、火柱は天井を焦がして黒く染め上げた。
「なにボーッとしてるんだ!」
さっきとは違う消防士が俺を横抱きにして持っていく。
(え?なんで俺…)
そう思った時いきなり足から痛みが走った。
見ると、靴から膝までが燃えていた。
(嘘だ、さっきまでは痛くも熱くもなかったのに)
“ようこそ、こっち側へ”
消防士に持っていかれる俺にそんな言葉が投げ掛けられた気がした。
(こっち……側?)
燃えゆく家を眺めながら、俺は嫌な想像が頭から離れなかった。
(いや、違う、失ってない!間に合った、間に合ったはずだ!そうじゃなきゃ、そうじゃなきゃ!)
頭のなかで叫ぶ俺に冷酷にも現実が突きつけられた。
目の端に、心臓マッサージをされる妹の姿が見えた。隣にはADEの準備が為されている。
(ほら、間に合った、間に合っただろう!)
俺は歓喜に湧いた。
ズバーン
ADEから電流が流される。だが、妹の目は開かなかった。心臓マッサージが再開され、ADEの電気がチャージされる。
(もう一回)
ズバーン
(もう一回だ)
ズバーン
(もう一回!)
ズバーン
(頼む!)
ズバーン
(目覚めてくれ!)
ズバーン
(頼むよ!頼む!)
ズバーン
(お願いだ!)
ズバーン
(…………)
ズバーン
(…………)
ズバーン
(嘘だ)
ズバーン
(嘘だよ)
ズバーン
(……嘘だ)
ズバーン……………ズバーン………………ズバーン……………ズバーン………………ズバーン………………………ズバーン………………
俺は震えが止まらなかった。
失った。全てを。もう、何もなくなった。
(……そうか……俺はもうとっくに“こっち側”だったんだな……)
ハハッ…ハハッ…ハハッ…ハハッ……
俺の口からは乾いた笑いがこぼれていた。
(あぁ、そうか、そうだったんだ……俺は、もう………)
ハハッ…ハハッ…ハハッ…ハハッ…ハハッ…ハハッ…ハハッ…ハハッ…ハハハハハハッ…ハハハハハハッ…ハハハハハハッ…ハハハハハハッ…………
“ようやく自覚したか”
“ふふふっ、ようこそ…”
“俺たちは君の仲間だ”
“迎えにいこうか?”
“すぐ近くにいるよ…いつでもおいでね”
“また一人…また一人……”
“こちら側にまた一人…”
“フフフフフッ……”
“これだから【勧誘】はやめられないなぁ……”
“フハハハハッ……落ちてゆけ人間”
“俺達と同じか、それ以上”
“ヘヘヘッ、闇に染まれぇ…”
“あいつもこれで闇の住人だ”
“ハハハハハハッ、バカなやつぅ…”
“フハハハハッ…フハハッ……フハハハハッ……”
“アハハハハハッ!……アハハハハハッ!”
“ハハハハハハッ!ハハハハハハッ!”
“ハハハハハハッ!”
夜の闇に笑い声がこだました。
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