近年稀に見るおもしろい王道現代ファンタジー

正直、読む前は余り期待していませんでした。実際、星の量が低く、「時間を潰すか」くらいの気持ちで読み始めました。

しかし、本当に本当に面白かったです。
「どうせよくあるチーレム系の作品」と思って読みましたが、全く違いました。

現代ファンタジーとして、今の日本を残し、新たに神という存在を加えて、神力など、ファンタジーな要素にわくわくしました。しかも、しっかりと設定が練られているところも素晴らしいと思います。

主人公の神から嫌われているけど、平和に暮らしたいという思いがとても伝わりました。主人公は優しいですが、完璧超人ではありませんし、しっかりと自分の芯を持っている部分に魅力を感じました。全てを一人で解決出来る主人公より、出来ない部分を補いつつ仲間と協力する主人公の方が、私は好きなので(笑)

ヒロインたちと主人公の関係にも驚きました。最初は嫌われていたり、敵対勢力に所属していたり、しっかりと考えられていました。主人公が強引に関係を迫るわけではなく、無理矢理しないという点は当たり前ですが、好感が持てます。実際、ヒロインたちそれぞれの悩みや環境を解決しようとする主人公とヒロイン自身、面白い関係の築き方だと思います。全て主人公に頼ってなく、お互い持ちつ持たれつのいい関係でした。

この先、主人公とヒロインたちがどうなるのか、明かされてない謎はどうなるのか、私気になります(笑)

この作品は面白かったです。実際、あらい部分もありました。しかし、相対的にみてもトップクラスに面白かったです。どうして人気が出てないのかとても不思議です。

最後に、作者様、更新が早くてとてもありがたいです。ですが、十分にご自愛ください。作品はとても面白かったです。ありがとうございます(о^∇^о)