LOST DAYS

KEIV

明るい星は、寿命寸前な事もあるんだって。面白いよね。

「おはよう」って言って駆け抜けてく、きみを気がつけば好きなってた。


きみとの出会いは突然だったなぁ。きみは道に迷った私に言ったよね。

「迷ったのか?」

って笑いながらさ。


それから彼は自転車を降りて桜並木を歩いたっけ。学校に着くまでの数百メートル。色々不安だった私は、それで安心出来たの。


それから時々、彼と話をするようになったかな? くだらない事で笑いあったり、他愛ない事で盛り上がったり。特に、星の話で盛り上がったな〜。きみが住んでるマンションの屋上で一緒に星を見たりもしたし、楽しかった!!



































なんだか胸騒ぎがしたんだ。あの日。急いでマンションに行って、屋上に駆け上がったの。



物陰に隠れてて普通は気付かないところに置いてあった、レンズの割れたお揃いの望遠鏡できみの結末を私は知ったんだ。で、近くの花屋に駆け込んで、紅い花を1輪買って、1粒の涙と共に置いていったのはそういう事だよ。



まさか、こうして会えるとはね。正直驚きだよ。さてと。そろそろ時間だし。またね。

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LOST DAYS KEIV @3u10REAPER

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