部活の先輩。先輩は優しくて、頼りになって、凛々しくて、女性に言うのは失礼かもしれないけど、カッコ良かった。家が同じ方向だからと、毎回僕と一緒に帰ってくれた。しかし、彼氏ができたらしく……。丁寧な筆致がいいです。切なくも甘いラブストーリーでした。
仲のいい先輩と後輩から恋人へ。いつもの心地よい関係があるからこそ、越えがたいものです。「もしかしたら…」が気になってお互い口に出せないことが「まさか」一緒のことだったりする。それが奇跡みたいに思えるから、人は恋愛と言うテーマに憧れ続けるのでしょう。