第5話 教会着

さて、教会に着いた。

教会への道中はと言うとそこまで楽しいものではなかった。


なぜなら特殊族の王族からすると走った方が速い上に下手に強いせいで魔物や動物達が近寄って来ないのである。


なので私からするとやっとついたかという感じである。


ん…?あのひとたちは?誰だろうか。

こちらに来る。



「ごきげんよう。初めてですね王子。

私はファウスト公爵家が当主エドワルド・フォン・ファウストでございます。国王陛下。突然の無礼をお許しください。」



「いや、大丈夫だよ。君と私の中ではないか。それにしてもよくわかったね。この子が我が国の第一王子のレアスさ。それでその子が君の言っていた長女のエヴァかい?」



「やはりそうでしたか。流石のご慧眼恐れ入ります。こちらが娘のエヴァンジリンです。エヴァ、陛下に挨拶を。」



「ご紹介に預かりました。娘のエヴァンジリンにございます。」



「うん、可愛らしいね。ほらレアス。」



「公爵はお知りのようですが。父上のおっしゃったとおり私が、レアス・フォン・ズィグラです。」



何故か礼譲の顔が赤い気はするが惚れているなんてことはないだろうな。

初対面で惚れるなんてありえないとおもうが…。

などと考えているうちに教会の人たちがこちらへやってくる。




「本日はようこそおいでくださいました。私は枢機卿のアルドと申します。どうぞよろしくおねがいします。」



枢機卿のアルドに出迎えられる。



「うむ。出迎えご苦労、今日は伝達のとおり…息子のレアスの洗礼に来た。公爵令嬢も同時で良いだろうか。」



父上が答える。



「はい。では、こちらへ。」



アルドがそう言うと法服を着た人たちが案内をはじめる。

教会という感じの教会で新鮮味は、あまりない。

だが驚いているフリをしておく。

今生では教会に来るのは初めてだからな。




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side特殊族 公爵家の長女

私は今日、洗礼を受けに来ました。

お父様とお母様に連れて来られてしまったから。


本当は家の敷地から出るのは、私にとって少し怖かったのです。

私は今まで特殊族の公爵家の娘として暮らしてきました。


お父様と、お母様からは甘やかされながらも厳しく公爵家の娘として恥じのない淑女を目指して来たのです。


そんな日々を続けて今日、洗礼の日がやってきました。

私はどのような加護をいただけるのか…。

期待している反面、緊張と恐怖の入り混じった感情を抱いています。


もし、私が公爵家の娘としてふさわしくない加護をもらってしまったら…。

私は。

捨てられてしまうかもしれません。

怖くて逃げ出したい。



「エヴァ。どうしたんだい?顔色が悪いよ?大丈夫かい?」



「お父様…。大丈夫です。少し目眩がしただけですので…。」



「そうか。もうすぐ洗礼が始まるようだ。準備をして来なさい。終わったら私と一緒に挨拶をしにいこう。」



「わかりました。お父様。」



私はすぐに準備をしてお父様に付いていくがどこに行くのでしょうか。


そう考えていたとき。

そこに現れたのはまるで王子様の様な子と王様でした。


私は恋をしてしまったのでしょう。

挨拶の時の言葉も覚えていません。

公爵家の娘として恥の無い言動だったのでしょうか。


心配です。


────────────────────

どうも太一です。

今まで見てくださりありがとうございます。


一旦更新を打ち切ろうと思います。


ここまでで改善点などがあれば教えてくだされば幸いです。


                   了



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糸と果てない樹 太一 @ISLAND214

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