師匠、いつまでも、愛しています

骨だけの自分を拾ってくれた師匠を、少年は心から愛す。
何度も告げる告白は、一度だって受け入れてもらえないけれど、それでも少年は一途に、彼女のもとで働く、という物語。

なんというか、こんな美しい短編は久しぶりに読んだ気がします。
非の打ち所がない。
そして、大きな感動を与えてくれました。心が満たされるようです。
師匠の言葉の数々、そして高く取引される魔法薬を作っているのにあまり裕福でないその理由、それらが全て噛み合ったラストでした。
素敵な短編をありがとうございました。

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