僕はまだ「小説」を書いたことがない。

「カクヨム」にて発生したトラブルについてのお報せ

「カクヨム」運営部です。

　先日発生した「カクヨム」への不正アクセス事件について続報です。

　不正アクセスによりコンピュータウィルスがサイト内にばら撒かれたことが明らかになりました。昨今散見されていた「カクヨム」ユーザーアカウントの異常行動の原因はこのウィルスによるものであると「カクヨム」セキュリティ対策課の調査により明らかになりました。

　このウィルスは警視庁サイバー犯罪対策課に登記されているどのウィルスのタイプにも適合しない、いわば「未知の」コンピュータウィルスであることが判明しました。

　また、「カクヨム」運営部宛てに犯行声明が出されました。一部を抜粋します。

「所詮、小説だ。所詮、文字だ。これは全ての作家を創作という鎖から解放する。いわば、『リベレーター』だ」

「カクヨム」運営部は当該犯行声明を送り付けてきた犯行グループの使用する「リベレーター」という言葉を使うことを拒否する方針をとることにいたしました。

　今後、当該ウィルスはユーザー情報を勝手に書き換え、ユーザー様の宝物である小説を勝手に改変することから「エディター」と呼ばせていただきます。

「カクヨム」運営部は今後、事態の収束に努めますが、既に被害状況が甚大であることを鑑み、ユーザー各位に「自衛行動」の奨励をすることを決定いたしました。

　既に「エディター」により「PV及び『☆』のルール規定」は操作不能の状況になっておりますので今後とも以前と変わらぬ状況下で活動していただく他ありませんが、かろうじて「カクヨム」フィールドの操作は可能でしたので設定を少々変更いたしました。

　現在、「カクヨム」内のフィールドは全て「闘技場」の設定になっています。「闘技場」を使用されたことのない方のために、以下に簡単にルールを記載します。

　一、「闘技場」では小説の能力を使って戦闘をすることができる。

　二、行使できる能力に制限はない。危険度の高い能力でも使ってよい。

　三、戦闘によって倒されてもユーザーアカウントの安全は保障される。

　以上ルールのうち、三の設定が破壊されているため、「戦闘により倒されたアカウント」は「カクヨム」サービスの使用ができなくなります。

　ですが、フィールドを全て「闘技場」設定にすることで、ユーザー自身がコンピュータウィルス「エディター」に対し武力行使をすることが可能になっています。特別なプログラミング知識がなくても物理的に殴ることでウィルスの駆逐が可能です。

　既に破壊されたアカウントに関しては全力で復旧作業を行っている最中ですのでお待ちください。破壊されたアカウントは、便宜上一度「カクヨム」フィールド内の一カ所に固めて置かせていただきます。

　報告は以上です。