KAC202110《ラスト》隣りのビッチな美少女奥様💕✨👩‍❤️‍💋‍👨✨💕『真夜中にコ○ドームを貸して』と✨🤭✨💕美少女奥様は女子高生✨✨💕

オズ研究所 《《#横須賀ストーリー紅白

第1話 隣りの美少女奥様は女子高生✨👩‍❤️‍💋‍👨✨💕

 夏休みに入って間もなく僕の部屋の隣りに美少女が引っ越して来た。




 ラブリと言う名前の女の子だ。

 アイドルみたいに可愛らしく巨乳の女子だ。今年の3月まで女子高生だった。



 彼女と出会った瞬間、恋に落ちた。

 ひと目惚れと言うヤツだ。




 僕の名前は、高原ゴー。

 今年、二十歳になるごく普通の大学生だ。

 


 無駄にイケメンとよく言われる。もう少し積極的に女子に迫れば交際も出来ただろう。

 だが持って生まれた引っ込み思案な性格が災いしていた。



 美少女の前だと緊張して何も話せなくなる。当然、彼女も出来ず合体ジョイントライブも未体験のままだ。


 草食系アイドルヲタ男子で、御多分に漏れず童貞チェリーボーイだ。




 そんな僕の隣りに天使みたいな美少女が引っ越してきたのだ。

 これは運命としか言いようがない。


 しかも彼女の方から積極的に抱きついて誘惑してくる。僕に気があるのだろうか。

 嬉しくて堪らない。

 


 だが、信じられないことに彼女は人妻だった。


 高校を卒業してすぐに結婚した新婚ホヤホヤの新妻だ。

 おそらく日本で一番女子高生の制服が似合う美少女奥様だ。



 なにしろ、つい最近まで現役の女子高生だったのだ。制服が似合って当然だろう。




 そのラブリは何かと言うと家へ来てモノを借りていく。



 無断で僕の部屋へ上がってベッドで寝ている僕に上から抱きついてきた。

 柔らかな胸の膨らみが僕の胸板に押しつけられる。



「ちょっと、なんですか」

 人妻とベッドで抱き合うなんて旦那さんや近所の人が見たら怪しく思うだろう。



 しかも彼女は薄いTシャツ一枚のラフな格好だ。抱きついてきたので、Tシャツの裾が捲れておヘソが丸見えだ。



「貸してよォ」

 仔猫のように甘えてくる。濃厚接触だ。


「またですか。何をです」

 下半身が密着するので心持ち腰をかがめた。

  


 いったい今度は何を借りる気なんだ。



 カレーの食材は、もとよりパンや弁当など冷蔵庫の中のモノを好きなだけ持っていく。

 もはや自分の家の冷蔵庫だと思っているのかもしれない。



 それだけではない。

 毎日、僕の部屋へやって来て風呂に入り、食事もしていく。

 仕舞いには真夜中にコ○ドームまで借りていく始末だ。



「ベッドを貸してェ」

「え、ベッドをですか」



「うン、昨夜きのう、ひと晩じゅうダーリンと合体ジョイントライブしてたでしょ。もう眠くッて」

 妖しく微笑んだ。


「ひ、ひと晩じゅうッて!!

 どんだけ合体ジョイントライブをするんですか」


「フワァ〜、眠ゥ」美少女奥様はアクビをした。甘い吐息が僕の頬を撫でていく。



「ン、おやすみ」

 そう言うとベッドに潜り込み寝ようとした。僕と真正面から濃厚接触して、抱き合うカタチだ。



「うッ! ちょっと」

 僕も嬉しい悲鳴を上げてしまいそうだ。


「スゥ、スゥ」

 だが、こっちの気持ちも知らず僕の腕の中で美少女奥様は寝入ってしまった。


 安心して寝ているようだ。

 


「うッ」マジか。

 彼女を起こしてはマズいだろう。僕は全身、固まったように動けない。


 どのくらい時間が経ったのか。かなり長いように感じたが、十分くらいかもしれない。

 そっと、彼女の様子を伺ってみた。



「ン……」

 それにしても寝顔もキュートだ。



 しかも童顔なのにグラビアアイドルみたいに巨乳だ。

 ただでさえ真夏なので暑く薄着なのだが、美少女奥様は露出が激しい。



 ミニスカートから覗いて見えるむき出しの白い太腿が眩しいほどだ。



「ゴックン」寝顔を見ているだけで口内に生唾が溜まってきそうだ。


「そ、そうだ……!!」

 彼女が寝ている間にキスをしてしまおう。

 一気に胸がたかまっていく。


 ドキドキしたまま、僕は彼女を抱きしめ唇を近づけた。

 あと数センチだ。


 唇が重なり合う寸前、不意に彼女がパチッと目を覚ました。



「あ!!」ヤバい!!

 目と目が合ってしまった。


「ン」まだ寝ぼけているのか。

 ラブリはいぶかしげな顔つきだ。


「ハッハハッ」僕はカラ笑いをしてごまかした。


「いま何かした。祐真」



「え、何もしてないよ」

 何度も首を振りアタフタして応えた。

 キスをしようとしたが未遂に終わった。



「ン、そう言えば」彼女はスマホを取り出した。


「あ、マジでなんにもしてませんから……

 警察へは通報しないで下さい」

「えェ……、警察」



「ハイ、何でもしますので許して下さい」

 土下座して謝った。


 寝ているラブリにキスをしようとしたと、通報されたら強姦未遂容疑で逮捕されるかもしれない。




「ン、ダーリンのスマホに位置情報のアプリを仕掛けておいたの」



「スマホにですか」位置情報を。


「そ、彩香と怪しいのよ」

「彩香さんッて」


「あァ、彩香は友達だったンだけど、モデルみたいな美女でダーリンを取り合ったのよ」



「はァ」モテるんだな。

 そのダーリンは……。



「ン、やっぱ、あのバカ!!」


「あのバカッて」


「いいから行くわよ!! 車出して」

「え、僕がですか?」



「ラブリは免許持ってないもの!!

 早くしろよ。何でもするッて言っただろ」

 無理やり僕を引きずっていく。


「そ、そりゃァ、言いましたけど」




 位置情報を頼りに車で目的地まで乗り付けた。どうやら目指すマンションへ到着したみたいだ。



「ン、やっぱ彩香の部屋だ! あのバカ!」

 ラブリは位置情報で示されたマンションへ乗り込んで行く。



「だ、旦那さんのことですか」

 

「そうだよ!! 行くぞ。ゴー!!」

 まるでガサ入れだ。

 彩香の部屋の前へ行くとインターフォンを連打した。


 しかし応答がない。


「チッ、居留守を使いやがってェ……」

 ラブリは怒りを爆発させた。


「ダーリン! 居るんだろ!!

 出て来い!! 彩香ァ〜ーーー!!」

 ガンガンと部屋のドアを叩いた。


 近所迷惑などかえりみず、仕舞いにはドアを蹴破る勢いだ。



「ちょっとラブリさん……

 少し落ち着いて下さい」

 あまりの剣幕に、こっちがハラハラして心配になるほどだ。警察沙汰は勘弁して欲しい。



 ようやくドアが開き、中から金髪の美女が顔を出した。ヤンキーみたいな美少女だ。



「あァ〜ン、うるさいよ。ラブリ!!」

 たぶん彩香とか言う美女なのか。さすがに、これだけ騒げば出て来ないワケにもいくまい。


 おそらく行為の真っ最中なのだろう。かなり乱れた格好のままだ。

 


「ふッざけんなよォ!! 彩香!!」

 ラブリは彩香を押しのけて勢いよく部屋へ乱入していく。おずおずと僕も後に続いた。

 


「居るんだろ!! ダーリン!!」

 厚かましく寝室のドアを開け放ち乗り込んだ。



「あァ……、ラブリ」

 ベッドでは、イケメンの男性が慌てて服を着ようとしていた。

 彼がラブリの旦那だろう。無様な格好だが間違いなくイケメンだ。



「ぬゥ、ダーリン!! 何してんだよ!!」

 今にも殴りかかりそうな勢いだ。


「いや、ラブリ!! 違うんだ。これは」


「何が違うんだ! 彩香とベッドの上で何をしてたんだよ!!」

 掴みかかる寸前だ。


「バカね。ガキじゃないンだから!!

 アキラと、おママごとをしてるワケじゃないわ」

 背後から彩香が勝ち誇ったように笑った。



「あン、彩香!! 盗っ人 猛々たけだけしいなァ!!

 ダーリンを寝とりやがって」

 チラッと背後の彩香を睨んだ。

 ゴールを狙うストライカーみたいな眼差しだ。


「それを言うなら、こっちだろう!!

 ちょっと彼氏を貸してくれッて言って!

 借りパクしやがってェ……」

 


「ええェ……」彼氏を借りパクッて……。

 どんな関係だよ。


「うッせェ〜ー!! 誓ったよな!

 結婚する時に絶対、浮気はしないッてェ」

 ラブリは旦那ににじり寄った。



「いやァ、毎日、カレーだと飽きるだろ。

 たまには牛丼とか、唐揚げとか食べたいじゃン!!」

 なんとか、言い訳しようと必死だ。



「ふッざけんなァ〜!! 

 ラブリはカレーかァ〜ー!!」

 思いっきり反動をつけるように身体をひねった。上段回し蹴りハイキックを放つ気だろう。

 


「わ、わ、わァァァ…… ゴメンよ。

 ラブリ」

 彼氏は亀のように首をすくめ、懸命に両腕で顔面をガードした。



「まッ、待って下さい!!」

 とっさに僕は、背後からラブリの腰へ抱きついた。このまま上段回し蹴りを彼氏に放ったら大事になりかねない。

 


「そうよ!! アキラは元々、私の彼氏だったンじゃないの!

 それを横から『貸して!!』ッて借りパクしたのはラブリだろ!」



「るッせえェ……!! ラブリは借りるのは大好きだけど、他人ひとに貸すのは大ッ嫌いなんだよ……!!」


「ええェ……」なんだよ……。そのワガママなモノの考え方は。



「だいたい、ラブリは欲張り過ぎなのよ!!

 いいじゃン!! 週に2、3回、アキラを私に貸してくれても!!

 私とラブリで、アキラを【シェアダーリン】するのよ!!」

 彩香が提案した。


「はァ〜、勝手なことを言ってンな!!

 誰が彩香とダーリンをシェアするか」

 ラブリは、怒りを込めて彼女に殴り掛かった。



「ダメですッて!! 殴っちゃァ!!」

 思わずラブリの腕に飛びつこうとしたが、振りかぶった際に、ヒジが僕の顔面に当たった。


 一瞬、目から火花が散った。

「痛ァッ」僕はヒジ鉄を食らった顔を抑えた。



「ッたく、もう良いわ!!

 ダーリンは彩香アンタにくれてやるわよ!

 行きましょ!」

 

「え、ハイ……」

 僕たちは彩香の部屋を飛び出した。



 帰宅する途中、車で海へ向かった。

 紅い夕日が水平線に沈んでいく。





 浜辺に座り、僕はアイスパックでヒジ鉄された顔を冷やしていた。



「まだ痛い」

 隣りに座ったラブリが夕日を眺めながら訊いてきた。


「いえ、それほど痛くはないですよ」



「ゴー、私が寝てる時にキスしようとしたよね」

「ええェ、あのですねェ」

 


「ラブリは借りたモノを返すのも嫌いなんだよ」

「ええェ」どんな性格なんだ。



「だけど、これだけは返してやるよ」

 スッと、ラブリの紅い唇が僕のモノへ近づいてきた。



 柔らかな唇が僕のモノに重ねられた。

「うゥ……」思わぬ展開に僕は小さく呻いた。

 初めてのキスだ。



ラブリ以外の彼女を好きにならないで」

 彼女の目からこぼれた涙が僕の頬を濡らしていく。




「えェ、もちろんですよ」

 僕は頷いた。



 これからは、ラブリに何かを貸すことはないだろう。

 僕のモノは全て彼女に捧げるつもりだから。




 どんなに長く険しい道でも二人で、ともに手を取り合って歩んでいこう。




 【ゴール】へ向かって……。




 一歩づつ。








  THE END

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