書くことコトコト
影津
脳内バトル
エッセイエッセイ!
脳内で響き渡るは自分の声。はたして自分の声とは何なのか。そこから考え始めると面倒ですね。なお、自分は自分のことを定義することができませんので、敬語で実況していきたいと思います。なにせ、エッセイは人生で書くのは二回目。一度痛い目にあってから恐ろしくて書くことができないジャンルなのです。
「エッセイ! エッセイ! をかけえええええええええええ」
「じゃあ、あのエッセイエッセイ! 言ってるうるさい奴は誰なんだ!」
って、叫ぶ自分も誰何でしょうね。基本的に自分は敬語です。
ここで疑問。叫ぶ自分と敬語の自分、作者様でどなたか二重人格の方はいらっしゃいませんか?
叫ぶ自分を仮にAとします。冷静沈着な自分がオリジナルだと思うのです。それに、あの人――。
「もう書くのなんてやめちゃいなよ。お前の小説なんか誰も読まないんだしー」
あれは間違いなく悪魔ですね。さぼり魔。
じゃあ、エッセイを書くように仕向けてくるのは誰か。自分ではない悪魔でもない。まさか天使?
きっと自分の天使というのは暴力系ドS天使なんでしょうね。恐ろしいことに、今日も頭を天使に殴られたわけです。「エッセイを書きやがれ」と。
さぼり魔の方が優しい。思うに、悪魔ほど優しいものはないでしょう。悪魔は何でも許してくれますからね。
長くなりましたが、ここで作者と読者をテーマにとのお題があります。
本日、カクヨムのリワードのための挑戦に至るわけです。包み隠さずに申し上げます。『リワード』のために書きます。なんとはっきりと明確で、欲望丸出しなエッセイでしょうか。某番組のビフォアーア〇ターのようですね。「なんということでしょう?」と。
はい、エッセイを書く動機が不純なものであると判明したところで少しばかり自身のご紹介に移ります。何様とお思いだと思います。
はっきり言います。とてもちっぽけな人間です。ですが、志だけは大きく持とうと思った小さな人間です。それ以外のそれ以上でもありません。実際、何かを受賞した経験は何もありません。トロフィーの一つも持っていません。あるのは、PS4のゲームクリアとかでもらえるトロフィーだけですね(笑)
こんな作者なので、作者と読者の関係性についてをテーマに書いていくわけですが、これまたはっきりに言いますと、読者のことなんか考えてものを書いたことはこの十年以上まったくありません。で、現在は少し考えを改めました。それを主題に書いていこうと思うます。不快な思いをされる方がいれば申し訳ありません。
「てめーが書きたいことを書きやがれ!」
はい、いきなり来ました。自分の天使は厳しいです。自分の好きなことしか書けません。怖いぐらい脅してきます。
「書くことをやめちゃいなよ」
はい、もうやめたいです。ってそれ言わせないで。自分の悪魔はいつも優しいです。
「だいたい、お前が書き始めた動機は他の人と違うことをやりたかったからじゃないのか!」
自分の天使は厳しいですね。書き始めた理由に立ち直って考えてみたんですよ。すると、こういうんです。つまり、個性を潰したくないんですよね。書くことにおいて。これがまた自分本位の小説ばかりを書いてしまう原因になり、今現在苦労しております。読者のことはまったく眼中にない。これは、今でもけっこうそうできついです。
頭ガンガンに殴ってきます。でもこれを続けるわけにはいかない。
というのは、まあウェブに来て読者様に遭遇したことですよね。
これまで身内にも誰にも小説を読ませたことはありません。たぶん、読んだとしても下読みの人だけ。落選するからコメントもない。腹が立つからまた懲りずに応募する。また落選。コメントはなし。
これはある意味悪循環だと思います。解決策もないです。
添削サービスを利用しろってことになっちゃいますけど。今はウェブでみんな見てくれるしコメントと感想をくれるんですよね。有難い時代になりました。
そこで衝撃だったのが、流行。いわゆる異世界転生などの流行がウェブ小説の主流になっていたんですよね。もう悔しかった。天使も悪魔も暴れましたよ。
天使は、書きたいもの書けとうるさいし、あの悪魔でさえさぼらずに異世界転生以外のジャンルを流行らせろ! みたいに喚き散らしてました。
はい。個人の力では不可能です。次期流行の先駆者になる方法も探せばあるのかもしれませんが。
それで、まあ妥協点を探すことにしました。作者と読者どちらも満足できるものですね。今ここにいます。困ったことに欲求の強い作者ですので自分の個とか我も強い。ですので、書きたいものが強い! ある意味書きたいものがある俺TUEE!
で、流行についてですが読者の求める流行が俺TUEEであったり転生であったりして困ったわけです。まあ、書いてからどうするか決めようと。結果は良かったです。
ですが、ある一定のラインを越えて読者様のもっと求めるものを書こうとすると書いていると楽しくなくなります。これは感覚でも書き始める前でも分かります。ですので、このラインを越えるときの生じる摩擦熱ですね。これを減らせるように頑張りたいと思います。
これまで、たくさんの応援コメントとレビューを頂きました。人生ではじめてのことです。未だに家族は小説どんなの書いてるんだろうなぁ? ぐらいにしか思っておりませんので(笑)誰かに読んでもらえることの大きさをはじめて知ったばかりの、赤ん坊ですが今後ともよろしくお願い致します。
心の底より感謝しております。
書くことコトコト 影津 @getawake
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
書き方備忘録/影津
★18 エッセイ・ノンフィクション 連載中 6話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます