面白いタイトルとヘンリー・ダーガーの考察が書かれていて興味を持ちました。所謂僕はヘンリー・ダーガーのファンでして、国内で手に入る画集、書籍は手に入れてきました。敢えて言うなれば彼は決してこの作品を世に放とうとしなかったのがゴッホとの違いだと思います。ゴッホには野心が有ったが、ダーガーにはそれが全くなかった。ダーガーは生涯において「非現実の王国で」を己のみ完結できれば良かったのだと思っています。もし彼がこの作品を生前発表したならば、一部からは熱狂的な支持を得たであろうと思いますが間違いなく、生涯彼が恐れた精神科に入院と言う形になったでしょう。