私と読者と仲間たち

大黒天半太

私と読者と仲間たち

 このタイミングでコレをお題に持って来るか? 厳しいなぁ。


 カクヨムは、本気で私のような底辺ユーザーに、書くこと書き続けることは、読んでもらえるかどうかと、関係無いことを突き付けたいのか?


 私の現在のフォロワーは全部で五人で、二人はリアル友人、二人は書き手をフォローしたらフォロー返してくれた方々で、最後の一人は書いてるなら読ませろと言ったのでアカウント登録したウチの奥さん。


 しかも、新作公開しても最大三人しかまだ読んでくれてないので、ウチの奥さんはまず読んでくれてないことも発覚した(苦笑)。


 半年で第九話まで(約二万七千字)しか書けてない連載『四天王が倒せません』が伸び悩むのは当たり前としても(いや、読んで欲しい気持ちは当然あるんだけども)、カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ2021で、48~72時間という〆切、規定文字数原稿用紙換算で三枚以上十枚以内ギリギリだが、お題1から5まで参加して来た。


 お題1「おうち時間」KAC20211で、『おうち時間は突然に 仕事の合間に叉焼煮込む』を書く、原稿用紙十枚相当。

 お題2「走る」KAC20212で、『ランナー・オブ・ケルベロス』を書く、原稿用紙四枚相当。

 お題3「直観」KAC20213で、『直観センチネル 色は匂えど』を書く、原稿用紙十枚相当。

 お題4「ホラー」もしくは「ミステリー」KAC20214で、『天魔の詩~てんまのうた~』を書く、原稿用紙四枚相当。

 お題5「スマホ」KAC20215で、『賢き音声の錬金 黒曜石の銘板~オブシディアン・タブレット~開発記』を書く、原稿用紙五枚相当。


 出来がいいとは言わないが、大昔の緊張感思い出しながら、前半五本、それぞれ出来る限りは練り込んだつもりだ。

 こういうイベントに参加すれば、誰かの目に止まる機会が増えて、ついでに他の作品も読んでくれる人が増えてくれたら、と。


 だが、今のところ、私=底辺ユーザーの現状は、何も変わっていない。


 めげない、まだ頑張るぞ、と自分に言い聞かせ、迎えたお題6が「私と読者と仲間たち」KAC20216だった。


 タグで検索される大量の作品の中で、埋もれたままの現実を突き付けられる。


 それでも、出来れば、このままKAC2021のお題十本を完走だけはしたい。


 これでも元アウシタン。月刊アウトの投稿者時代なら、無茶なお題も厳しい〆切も大好物だったはず。


 桃鉄のさくまあきら氏も、ドラクエの堀井雄二氏も、月刊アウトで読者投稿を担当してた。その時代から投稿してた古兵ふるつわものだ。


 単なる過去の栄光を語る老兵ロートルだろ、と言われてしまうと確かにそうなんだが。


 月刊アウト後期で、年間三百十本ネタ投稿して掲載三十本で、打率は一割切ってたけど全然めげてなかったぞ。


 『響鬼探究』は一本投稿して一本掲載(全員掲載だった)、『リトル・リトル・クトゥルー』は五本投稿して三本掲載、『ヤマトOUT』は十本投稿して四本掲載。

 投稿量(体力)が落ちてるだけで、練り込んだ分、打率は落ちてないぞ。


 KAC2021のお題十本、一本当てられれば十分すぎる成果だ。

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私と読者と仲間たち 大黒天半太 @count_otacken

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