親が再婚→帰宅すると可愛い義妹がエッチな格好で俺のベッドで寝ていた件【胸キュン】

雲川はるさめ

第1話

親が再婚→帰宅すると可愛い金髪ギャルの義妹が俺のベッドで寝ていた件【胸キュン】


午後2時。

何が起きている?

間違えて寝たとかか それとも疲れて倒れこむように寝たとかか?

本屋から帰ってきた俺は自分の部屋にいて。

しかも俺のベッドで スースーと寝息を立てている義妹の寝顔をマジマジと眺めながら慌てていた。 真夏日ではあるが、

エアコンが効いており、部屋は涼しい。 ちょっとキャミソール姿でショーパン姿で 寝ているので俺的には目のやり場にとても困った。

とりま、タオルケットをかけてやり、 こ、これでお腹冷えないじゃねーか?? と 1 人頷いた。

クラスでからかってくる金髪ギャルの 寝顔が可愛すぎたので俺は スマホで撮ることにした。

カシャッていう音がしたが、 金髪ギャルの義妹で名前はアザミっていうんだけど。アザミは寝入っていて起きなかった。 さてさて。

黒髪で目立たない小柄な陰気キャラの俺に こんなど派手な金髪ギャルの義妹ができたのは 遡る事、今から 1 ヶ月前のことだった。

俺は父子家庭で、 アザミの方は滅茶苦茶、美人な母親を持つ 母子家庭だった。


トラックの運ちゃんをしている俺の父親と、水商売をしているアザミのお母さんは 銀座のとあるクラブで知り合い、意気投合。

知り合って約 1 ヶ月で再婚を決めた。

「フィーリングが合うんだ!」

って父さんは言っていたけど。 アザミとアザミのお母さんが俺の爺ちゃんが残してくれた家に転がり込んできたけど。

夫婦生活を見るにつけ、かなり 気が合うみたいだった。廊下でイチャついているのをこの前俺は、トイレから出てきて偶然にも目撃した。

再婚後、未だ喧嘩はしていない。仲はすこぶる良好だった。 父さんとミホさん(俺はまだアザミのお母さんを自分のお母さんだと思えていなくて、依然としてミホさん、 と下の名前で呼んでいた)

はもう滅茶苦茶、相性が良いんだと父さんの息子である俺は思っている。

さて。

その代わりといっちゃあ何だけど、 子供同士は相当仲が悪かった。

金髪ギャル、アザミとは同じ高校で。 しかも同じクラスだった。 俺的には、何故に、こんなど派手な義妹が できなきゃいけないんだと憤慨した。 しかも、だ。俺の事を「ちっちゃいね w」 とからかってくる嫌な女子だった。

父さんは、

「なぁに、そのうち仲良くなるさ!」

と呑気だったし、

ミホさんも。

「アザミったらやたらツンツン

しててごめんね。多分、一人娘だから シンジくんと兄妹になるの、恥ずかしいんだと思うの。それで、つっけんどんな態度を 取ってるんだと思うけど...」

「あーあ!どーせなら!もっと男前のお兄ちゃんが欲しかった!!こんなちびっちゃい男じゃさあ!お兄ちゃ んって感じがしないわよ!」

「こら!アザミ!シンジくんの外見の事言うんじゃないのよ!」 「まぁまぁ、シンジは別れた妻に似て小ちゃいからなぁ!アザミちゃんの言う事も解るぞ」

非常に残念なお知らせだが。


俺の方が。

アザミより 5 センチほど低かった。

夕飯時はアザミに見下ろされて ご飯を食べてる感があったんだ。 ある日のことだ。 アザミと醤油差しの取り合いになり、 手がぶつかった時は、 流石に焦った。

「うわ...!!!!」と慌てる俺に、アザミは。 「うわぁ、はこっちのセリフだよ!」

「先に使えばいいでしょ!」 「あ、ああ...」

なんてゆーのか、火花? 親同士はラブラブでいい雰囲気なのに、 子供同士はギスギスな感じだった。

それでも、俺が 4 月産まれで、

アザミが俺が産まれた翌年の 3 月産まれただから俺の方が、必然的に兄になる。

できるなら、

俺的には。アザミより 10 センチくらい差をつけたい所存なんだが、美術部で運動をしていない俺は、もし かしたらもう 160 センチで伸びないかもしれないぞと、将来を危惧していた。

さて、この、俺の部屋で何故か寝ている

金髪ギャルのアザミに。

とりま、タオルケットをかけて

一旦部屋の外に出た俺。

気まずいからね。

もっかい、外出しようっと。 すぐ近くのコンビニで何か買ってくるのも有りかもなと思い、また外に出た。

俺もお昼寝したかったんだが 寝床が塞がっていて無理だからな。

帰宅後。部屋に入ると、アザミの姿はなかった。アザミの部屋に行き、俺は 問いただすことにした。

アザミときたら。

「はぁ?私があんたの部屋で寝てた? 幻でも見たんじゃない?」とツンツン。

証拠ならあるが、この時は見せなかった。


翌日、学校に行くと。

「身長伸びた?」と朝、廊下で いつものようにからかってくるので、 いい加減にしろよとスマホを見せた俺。

アザミの顔色が変わった。

....

「な...」

「急遽帰宅したら撮れたし!お前の可愛い寝顔」

スマホを見せてたら、

学年 1 のヤンキーが割って入った。 名前は藤島。

「おい、ちょっくら邪魔するぜ!」と不良男子。 俺はスマホを取り上げられた。

藤島も顔色を変えた。

「なんで、お前が!寝顔の写真持ってんの? まさかお前ら付き合ってんのか?しかも これ、下着姿?なんじゃねーか!ざけんなっ」

藤島が、アザミのことが好きだという噂は耳にしていた。てか、有名だった。 俺とアザミがよく 2 人で喋ってると邪魔しに来る。今も例によって横からやって来て スマホを取り上げやがったんだ。

そして、怒りに震えていた。

いやいやいや、キャミだそれ。多分。 あんま女の服装のことはよくわからねーけど。 俺は藤島に襟ぐりを掴まれた。

「返せよ、携帯」

「小柄インキャが身の程を知れよ」

「返せっ」

腕力では藤島に敵わない。 俺は声をあげるのが精一杯の抵抗だった。

アザミ「付き合ってるのよ」


藤島「はぁ?ないだろそれはさ」 「なぁ、お前」

俺はこくりと頷いた。 「付き合ってはいない。これは事故みたいなもので」「たまたま寝顔見ちゃっただけで」

藤島「そうだよなぁ!」 「だったらいーんだ」

藤島はパッと俺の襟から右手を離してくれた。

「付き合うつもりでいるのよ!」

そう言ってアザミが、俺の右手首を掴み、 走り出した。

「あーもう!バカ!鈍過ぎる!」 俺は半ば引きずられるようにして廊下を走らされた。 「あ、待てコラ!」

「そんなチビと付き合いたいのかよっ!」 追っかけてきた藤島にアザミが振り返って大声でこう言ったんだ。 「誤差の範囲内よ」

「え....」

「5 センチなんて、誤差の範囲内よっ!」

藤島は走るのをやめた。 俺とアザミは、ひとまず図書館に避難した。 藤島はもう、追っかけてはこなかった。

図書館の隅で。 誰もいない本棚の角っこのちょっとした空間で。アザミに告られた。

「思い返せば。いまから遡る事 2 ヶ月前。 あんたが傘忘れてびしょ濡れで歩いてた私に 「はいこれ」って黒い傘手渡して濡れて


帰ったのを見た時、ばっかじゃないの? と思ったわ。 ちっちゃいね!ってバカにしてる女子に 傘なんか貸さずに帰ればいいのにさぁ!

「あー、そんなことあったかも」 「それからなの」

「やたらあんたの事が気になり出して、 もっと知りたいって思ったの!」

「あーえーっと、、 それで俺のベッドで寝てみたと??」

「あーまぁ、結果、シンジの匂いがシーツからちょっとしたし!」

ここまでで、

チャイムが鳴り響き、 「戻んなきゃ!行くよ、シンジ!」 とさっきみたく手首を掴まれ走らされた。

さっき、掴まれたのは右手首だったけど、 今度は左手首だった。

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