イエローブースター あとがき

イエローブースター あとがき

イエローブースターは書き上がった後、自分でも驚くぐらいこの作品は、面白いなって思わせてくれた作品でした。今でも愛着があります。


この作品の前に書いた作品で、高校生をモデルにした話は一旦、止めようかと考えていました。自分の中で満足した気分になっていたからです。


だけど、この作品のプロットを組んだ時、やはり出て来たのは高校生の話でした。余程、書きやすいのか半ば呆れながらも作品を書き始めました。


これまで私は、1年の間に10万文字越えの作品を年に1回又は2回のペースで書き上げていました。大学生から社会人になって書ける時間はみるみる無くなって、いつでも書ける為に重たいノートパソコンを持ち歩いていました。

今では、iPadを持ち歩いて執筆しています。


イエローブースターは、高校生の香月巧君のお話です。

自分だけに起こせる都合の良い奇跡を使って、誰かを助けてしまう。心優しい彼は、いつもそのせいで悩んで悩んで、話の中で進んでいきます。

周りに助けてもらいながらも彼は最後に結論を出しました。

どうか、見守って下さい。


このイエローブースターは、いくつかのとある賞で、結果を出してくれました。

実は、生まれて初めて書いた長編小説が1次選考を通過して以来、実に9年ぶりとなる。通過でした。あの時、私は本屋の前で震えていました。

体を巡る衝撃。辛い9年間が一気に報われた気がして、嬉しかったです。


それから早いもので3年が経過しました。

あれからも幾つかの作品は書いていますが、中々に満足のいく結果には至っていません。けど、これからも頑張りたい所存です。


長いお話でしたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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イエローブースター 綾沢 深乃 @ayasawa0427

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