この人は幸せになれたか否か。それを決めるのは、きっとあなたではない。こころ揺さぶられる。グラグラとする。読んでいて、そういう眩暈を感じる作品。ふと自分の足元、或いは歩いてきた道を振り返る。ああ、そうか。さて、彼は結局最後の誓いを守れたのだろか。作者さんの誘導のまま、悪夢を見たい人はぜひ、読んでほしい作品です。