自分が寿命を払った分だけ、最愛の人がこの世界に戻ってくる。触れられはしないけど、そこにいてくれる。あなたは寿命を差し出せますか?差し出せるとしたら、何年?問いかけ、試されるようなテーマの一作。あなたの胸にも、きっと何かを残していくと思います。
こういう機会があったら自分はどうするだろう?ネタバレになるけど、主人公にとってはそれこそ人生かけてもいいほどに、大切な人がいた。これがとてもうらやましい。良い意味でストーリーの展開が予想できず、最後までいっきに読んでしまいました。心残りといえば、バスケ部の友人が、不憫でしょうがない点ぐらい。携帯がよくわからないfree wi-fiを拾う人には、ぜひ読んでほしい小説です。
5年前の事件。悲劇。謎のWi-Fiから見つけた、謎のサイト。面白い設定です。悲しくも、ラブリー。
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