応援コメント

『懐風藻』から浮かび上がる大津皇子の変の真相?」への応援コメント

  • 長月さんと同じく、この辺りは「天上の虹」で読んで流れをだいたい掴んだという感じです。
    作者の里中満智子氏はこの話を「日本書紀」をベースにして描いておりますので、その隙間にどんなことがあったのか、は想像としても出来事等は忠実です。
    そしてまあ、あまりにあの作品のあの辺りのそれぞれの感情の動きが上手く描かれているので、持統天皇が仕組んだとはあまり考えにくい方に自分は偏ってしまっています(笑)。
    また長岡良子氏も「古代幻想シリーズ」で描いておりますが、こっちは人ならざるものもある世界ですので、行人が悪霊的なものに突き動かされている+新羅が大津に亡命を勧める等生臭さもあります。
    何にしてもあの辺りは面白いですね。

    作者からの返信

     成程、色々な作品で取り扱われているんですね。
     「古代幻想シリーズ」の新羅が大津の亡命を薦めるという発想はありませんでした!
     そういう解釈も出来るとなると面白いかも知れませんね。

     因みにNHKで放送された「100分de名著」にも登場した大津皇子を主人公とした折口信夫の「死者の書」ならデジタルライブラリでも閲覧できるようですね。
    https://www.dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1134872

    ・松岡正剛氏の紹介。
    https://1000ya.isis.ne.jp/0143.html

  • 大津皇子の逸話のほとんどを何となくは知っていて、どうして知ったんだっけと思い直してみれば、マンガ『天井の虹』が実家にあったことが原因だと思い出しました。
    丁度、大津の謀反も描かれていましたからね。

    わたしは大津は持統天皇によって嵌められて殺されたんだと思っています。拙作でもその道筋は変えずに行こうと思っていますし。
    あまりに有能な人がそこまででもない正統後継者と共にいると、何かが起こるのは仕方のないことなのかな、と残念に思います。

    作者からの返信

    長月そら葉 様

     コメントありがとうございます!

     たまたま書き溜めていたテーマ(過去に創作の為に日本武尊の研究をしていたらやたら大津皇子に重ねたがる学者が居るので大津をテーマにしました)と御作が被ってしまったようですし、御作についてもまだすべて読んだわけでは無いのですが、「小説」における表現は各人の自由かと思いますので特に人様の作品の書評についてこちらで触れる事はありませんのでご了承ください。(あくまでこちらの批評は研究者や論文、典籍、市販の書籍等が対象なので)

     まぁ、結局のところ誰のせいなのか分からないと言うのが本稿の結論なので人様の作品に口を挟む余地も無いのですが……。

     『天井の虹』は知りませんでした。大津が描かれている漫画もあるのですね。情報ありがとうございます。

     大津が主人公の作品と言えば、民俗学者で万葉集の研究でも著名な折口信夫の『死者の書』が家にあったのですが、片付けで大して読まないうちに処分してしまいました(滝)

    編集済