目弱王のお話、最初に読んだ時は彼が大人の寝首をかけることに驚いた記憶があります。結構骨って固いと思うのですが、頸動脈さえ切ればいけるのかなと。
わたしは『古事記』全体が好きですが、特に弟橘姫と月読が好きです。
弟橘は日本武尊の為に海に身を投げ死んでしまいますが、彼女の背景に興味があります。
月読に関しては話が少なすぎ、反対に「何かあったのではないか?」と勘繰ってしまうのです(笑)
作者からの返信
長月そら葉さま
コメントありがとうございます!
『古事記』だと首を切って、『日本書紀』だと刺し殺しています。この表現の違いに何か意味があるのか分かりませんが、いずれにせよ7歳の子供には難しい気がしますよね。
只、極楽寺ヒビキ遺跡で焼けた建物の跡が発掘されて、それが『日本書紀』で焼き殺される描写があったマヨワやツブラノオホミが焼き殺された場所じゃないかと言われていて、少なくてもマヨワの皇子の叛逆が史実だったんじゃないかという説もありますよね。詳細は以下の小説の補説部分に書いてます。
http://aoishiro.html.xdomain.jp/akaiito_ss/kurenaitumugi_uduki_gaidenn6.html
彼の有名な『古事記注釈』で西郷信綱は散々ディスってましたが、私はこの逸話のツブラノオホミが大好きですね。
さねさし さがむのをのに もゆるひの ほなかにたちて とひしきみはも
上記弟橘姫の歌は古事記で好きな歌ですね。実は過去に弟橘姫が登場する二次ゲームを作成した事もありますw
https://www.youtube.com/playlist?list=PLzp5ofQVULfNz-fHdzmINNZ0B6Pnj52fx
月読に関する考察でしたら松前健の『謎解き日本神話』(大和書房)が詳しいかと思います。
私が過去に調べた月読関連ネタなら以下にありました。
http://aoishiro.html.xdomain.jp/motoneta/wotimizu.html
万葉集の歌なので一寸神話と関係ないですが、宜しければご覧ください。
目弱王のお話は、古事記の中でもかなり印象深かったですね。
ちなみに私は、沙本毘売命の話が好きです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
狭穂姫に関しては、後日、上毛野氏に関する日本書紀の伝承を取り上げる予定ですが、その一部に狭穂彦の乱も含まれており、少し紹介する予定です。まぁ、上毛野氏研究がメインになる予定なのであまり関係ないのですが……。