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記紀周辺の文献(国内)」への応援コメント


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    私が歴史の授業を受けていたとき、古代史はまともな書物がない、歴史家にとってはぺんぺん草も生えない不毛の地、なんて教わりましたが、こうして資料を並べられるとあるにはあるんですねー

    古事記、日本書紀、風土記なんて一問一答集でしか単語を知らなかったので、今になって知るのは興味深いです。

    読むなら古事記からなんて仰っていたので、ここで紹介されていた書籍も読んでみようかなと思います!

    作者からの返信

     コメントありがとうございます。

     失礼ながら、その先生がどうやって教師になられたのか不思議です……歴史を学んだことがあるのであれば最低限、津田左右吉氏や井上光貞氏の著書ぐらいなら読んだ事あると思いますし、それらを読んでいればその様な感想は出てこないと思いますが……。まぁ本エッセイで槍玉に挙げられている津田氏は記紀批判の第一人者ではありますが、批判を行うにしても内部考証の外に外部考証で多数の文献を用いており、それら全ての文献を読みこなす事は私にも出来ていません。

     他の時代に比べ、資料が少ないのは確かであり、それは当たり前のことなのですが、「ぺんぺん草も生えない不毛の地」などとの言い草は記紀の様な千三百年以上も前の人が語り残した資料の希少性を無視した、何もかも情報が得られる現代人の傲慢ではないでしょうか?

     古代史に限らないと思うのですが、研究者の都合がいいように資料が転がっている訳ではないので、それを外部考証から見出すのも歴史学の務めではないかと思います。

     なお、大分先の稿でデジタルコレクションで読めるものが中心なので古いものが多いですが、本格的に研究をしたい方のために他にも多数の資料や辞典・注釈書も紹介してあります。

    ・本格的な研究をしたい方へ。評価が高い記紀の注釈書・個人的お勧めの解説書・辞典(事典)など
    https://kakuyomu.jp/works/16816452219091770654/episodes/16817330656592766249

    ・記紀周辺の書の注釈・研究書
    https://kakuyomu.jp/works/16816452219091770654/episodes/16817330657337393343

    ・評価が高い風土記の注釈書・解説書など
    https://kakuyomu.jp/works/16816452219091770654/episodes/16817330657239324513

    ・万葉集の辞典・注釈書
    https://kakuyomu.jp/works/16816452219091770654/episodes/16817330658539104443

    ・古代朝鮮・中国史料
    https://kakuyomu.jp/works/16816452219091770654/episodes/16817330659134061353

  • こういった文献リストは本当に助かります。
    昔読んだけれどもうろ覚えのものばかり(;'∀')
    恥ずかしながら未読もありますね。
    まだまだ勉強が足りないなぁ……

    作者からの返信

     いえいえ。
     現役の学生や専門家でもない限り、数年も読まなければ記憶から抜けていってしまうものかと思います。
     私も昔書いた小説の解説などでこんな事書いたっけ? という事がよくありますので(;^_^A

  • すごい!!

    私は戦国オタクです。
    当時の皆様は記紀を必須で学ばれているため、軍記や日記ではさりげない引用が多く、知識がないと奥の意味が取れないようで、悪戦苦闘中です。

    参考にさせて頂きます!
    資金の問題で、なかなか思うように揃えられないので、次回の休みには図書館で借りれるものは借りたいなと思いました!

    ありがとうございます!

    作者からの返信

     麒麟屋郁丸さま

     コメントありがとうございます。

     かつて身分が高い西欧人がホメロスの『イリアス』を読んでいたように、戦国武将の方も記紀を必須で学ばれていたのですね。納得です。

     歴史学者の武光誠氏は『古代史入門ハンドブック』(雄山閣)と言う著書の中で「日本古代史は、日本の歴史の流れの中の一部である事を忘れてはならない」「古代の史料と、中世・近世・近代の史料とを較べる事によって、古代人の発想の特性がより明らかになってくるはずである」と述べられています様に、研究している時代(戦国時代等の人)の目を通した記紀と現代人の見方は違ってくると思うので、麒麟屋郁丸さまのような視点は重要かと思います。(例えば当時は『先代旧事本紀』が『古事記』より古い時代のものと信じられ、重宝されていたこと等)私も昔は戦国ヲタクでしたが、近年は古代史に知識を全振りしておりましてもっと広い時代の史料も読むべきだと思っていましたので、幅広い分野を柔軟に学ばれる姿勢は素晴らしいと思います。

     本稿でご紹介させて頂いている書籍は割と図書館で読めるかと思いますので、少しでもお役に立てればと思います。

     また、既にご存じかも知れませんが「お金が無い! そんな場合、無料で典籍を読む方法」でご紹介させて頂きました国立国会図書館デジタルライブラリを使用すれば江戸時代辺りの古い資料も閲覧可能なので、きっと戦国史の史料を探すのにもお役に立てるのではないかと思います。

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