あとがき

あとがき兼何が書きたかったのか

 人類種の点滴です。この作品は,私の行き当たりばったりで始めたはいいが途中でやる気と気力が喪失したことによって未完成のまま放置する事になっています。

 正直,このまま放置しても良いのですが,何が書きたかったのかプロット形式とはまた違いますが,大まかに書いてこれを何かの間違いで読んだ作者さんが書いてくれることを期待しています(他力本願)


 まず,主人公についてですが。主人公に特別な力はありません。転生者なので,成長値は誰よりもありますが初期ステが終わっている設定でした。そして,異世界にうまく順応できないといった特徴も付与する予定でした。

 何処まで日本の価値観に囚われているので,人を殺すどころか動物一匹も殺せない様な存在です。しかし,一丁前に「異世界に来たらチートで無双してチヤホヤされる」という俗物的な思考をしており,自身にチートが宿っていると信じて疑いません。それは,物語上ずっと続く予定でした。言ってしまえば,周りにチート転生者が居る状態で自分はまだ覚醒していないと本気で信じて努力するキャラクターです。

 最終的には,人も動物も殺すことは出来ますが,どうしても気持ち悪くなってしまう。他の転生者が躊躇いなく殺していく様を見て戦慄する。昨今の転生者系の小説との対比になれば良いなという安易な考えからくる設定もあります。また,ドラゴンといった空想上最強角には逆立ちしても勝つことは出来ません。撃退がギリギリです。まぁ,全て作中で書いていないのですが。

 転生前は,良くある様なブラック企業戦士でも引きこもりオタクや虐められている人といったタイプではなく,可もなく不可もない普通の会社員であった設定があります。そも,昨今は普通に就活すれば余程のことが無い限りブラック企業には就職しない事とのことですので,問題のない設定であると思います。死に設定ですが。

 ですので,彼は別に有能という訳でもなく社会の歯車が丁度いいタイプです。大貴族として派閥を形成したり,王になって国政をするといった事にはトコトン向かず,精々が現場指揮官であると考えていました。設定は以上です。


 次に世界観ですが,まぁナーロッパみたいな感じです。ドラゴンといったモンスターも居ます。名称は魔物と仮称しておきます。ただし,衛生観や身分制度は中世準拠の予定でした。ですので,美しい街並みとは割と程遠い,糞尿臭い町になるでしょう。シルクハットは必須ですね。貴族社会も携帯トイレ持参タイプです。香水とヒールが必要になりましたね。建物の建築はイタリア系を考えていました。

 魔法はあり,魔法使いはある程度の地位を占めます。フランスの銃士隊(?)の様に準貴族みたいな感じです。イギリスの騎士爵(一代限り)に似た感じを想定しています。主人公はそこの息子ですね。

 属性に関しては,光とか闇みたいなtheファンタジーみたいなものはなく,火水風雷の四つを考えました。無駄に増やすと効果の被りもそうですし,私では管理できそうになかったのもあります。


 ヒロインについては,実は全くの無計画です。ハーレムも考えましたが,主人公はそれをしたら胃潰瘍やらで死にそうなので恐らくヒロインは一人になります。本当にそれくらいです。容姿も,階級も能力も未設定です。


 その他のキャラクターに関しましては,転生者が複数人(少なくても一人)は居る予定でした。彼らはチートあり,そして世界をゲームのように感じ死に関しては余りにも無責任,頓着していない設定です。自分が死ぬような脅威が無いので簡単に他人を殺すことが出来ます。そして,ハーレムを形成し本当に現代日本人が転生したのかな?といったレベルで蛮族(何もかもがパワープレイ)になる予定でした。主人公との対比を意識していた結果です。


 話の流れにつきましては,以下の通り。

 幼児期:少し書いている部分です。日本語という言語が逆に足かせになり,異世界での言語取得に遅れが出ます。しかし,礼儀作法やマナーといった部分は社会人であったのでギリギリ及第点を得ます。

 幼年期:何かしらのモンスターを狩猟します。しかし,命を奪った感触が主人公にはトラウマになります。チート主人公は躊躇いが無い事を思い出し,戦慄します。そして,自分はまだ覚醒していないからこう感じているんだと御目出度い考えに行きつきます。

 青年期:何かしらの学校に行きます。ここで,初めて他の転生者と出会います(相手には無力過ぎて気付かれない)相手との力量差を知り覚醒前からもっと努力しようと主人公は奮起します。しかし,成長速度は微々たるものです。ですが,確実に成長しています。ここでヒロインが出てきたらいいですね。


 ここまでが私が考えていた内容です。これ以降は何も無いです。


 さて,一応後書きと明記させていただいているので後書きを。今回の敗因につきましては,見切り発車した上にプロットも準備せずその場のノリで始めた上に必要以上に主人公の設定を盛ってしまっていたという所でしょうか。計画した上で,設定を盛るのは問題は無いとは思いますが,その場で考えた作品でここまで膨らませすぎると駄目だと痛感しました。設定を簡易化する必要性が検討されます。

 全体的に,そのとき読んでいた小説群からも影響を受けて居たりもしましたが計画性の無さの露呈ですね。ギリギリ更新している他の作品にも言えるの事ですが,必要以上に風呂敷を広げると初速から失速する恐れがります。今後に生かしていきたいですね。

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チート転生者になりたくて(停止) 人類種の点滴 @gasumasuku

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