モラトリアムの中で、本当の自分を見つけ出す物語


東京で行き詰まって北海道の小さな港町に引っ越してきた主人公エリカと、彼女を迎え入れたお姉ちゃんのリラ。

それを始めとして、登場人物はみな、「今」に悩める花の名前の女の子たち。

彼女たちの揺れ動く感情や、生活の中で見つけるささやかな発見が、これでもかというほど繊細かつ美しく描かれており、現代の若者が抱えるリアルな心情が、物語の中に織り込まれているように感じます。

「自分が生きてる意味ってなんだろう」
「なんですぐに人と比べてしまうんだろう」
「これから先、私はどうなるんだろう」

そんな悩みとともに、現代を生きている人は、読んでみて損はないでしょう!

読み進めることで、あなた自身を見つめ直すきっかけにもなるかも…?