⑧ラブコメをやりたい! 副題:和みのモフモフブログ

 藍沢光輝は隠れオタクである。アニメショップで気に入った美少女のグッズを買う事にも、録画した美少女アニメを見る事にも余念はない。

 とはいえ職場では、体型や顔面のバランスを無視したと常人に思われるような垂れ流しアニメを愛好しているという趣味をどうにかして隠し通していた。別の部署の主任が、アニメ好きを隠さずにアッピールしている訳だが、彼が上司からも部下からも、男性からも女性からもその事について糾弾されたりいじられたりしているのを目の当たりにしていたためだ。それに光輝自身は営業マンという身分である。たとえ臓腑どころか骨髄まで真っ黒であったとしても、銀の舌を持つ爽やかな生物に擬態せねばならないのだ。そのためには、美少女アニメを好むという属性は隠し通さねばならない――たとえ、学生時代に「サブカル研究部の生き字引」という輝かしい称号があったとしても。



 仕事を終えた光輝は自宅マンションに引き戻ると、さっそくテレビをリモコンで操り、自身が好む美少女アニメを召還させた。衣類を収納しているタンスよりも大ぶりなガラスケースには、もちろん光輝が集めた美少女フィギュアも居並んでいる。

 垂れ流されるアニメーションを眺めながら、光輝は営業マンらしからぬだらしない笑みを浮かべ、下劣さ全開の吐息を漏らした。

 彼が好むアニメは美少女が出ているもの全般だが、現実世界に近いラブコメ物が特にお気に入りだった。現実世界に近いと言えども、物語に整合性を求めるリアリストが視聴すればマジギレ不可避の内容であるからある種のファンタジーと呼んでも問題ないだろう。


 未成年の学生であるにもかかわらず、親や親族がほとんど出てこないキッチン。

 唐突に主人公の前に姿を現し、さも当然のように居座るヒロインの美少女。

 美少女の、エキセントリックというには余りにもネジや歯車が飛んだと思える言動。


 マトモな大人ならば違和感を持って然るべき箇所に、光輝は目を向けてはいなかった……彼にとって肝心な事は、設定の破綻度合いではなく、ひたすら主人公の相手役となるヒロインの萌え度合いだったのだから。


「あ~……」


 光輝の半開きの口から奇妙な声が漏れた。脈絡なき美少女との共同生活。この展開は何度も、それこそ親の顔より見た代物だ。しかし飽きを感じた事は無い。飽きる事無く幾らでも見れる気分だった。

 ただ飽きないだけではない。画面の向こう側にいる男女のやり取りを見ているうちに、光輝の中にはある種の考えが育まれてさえいた。

――それにしても主人公、マジであんな美少女と一緒になれて……羨ましいぜ。

 光輝は異性愛者に分類される男だ。心の奥底には、女性とお近づきになりたいという感覚はあるにはある。しかし現実世界での恋愛はもはや諦めていた。


 翌日。有給を取っていた光輝は、マンションの一室でやはりアニメ鑑賞にいそしんでいた。仕事はやらなくても疲れるが、アニメ鑑賞はぶっ通しで行っても全く疲れない。朝の白く透明な光が周囲を照らす中、自堕落で面白おかしい時間を堪能していた。

 インターフォンの音が鳴り響いたのは、光輝が言う所の「丁度良いシーン」だった。軽く舌打ちを放った光輝だったが、それでもチェアから腰を上げ、玄関に向かった。宅配業者かもしれないと思ったためだ。最新作のフィギュアを、今日届くように指定して通販で購入していたのである。


「ごきげんよう、藍沢光輝さん……」

「…………?」


 にこやかな笑みでもって挨拶を投げかけた相手を前に、光輝は首をひねった。相手の出で立ちや態度からして宅配業者ではない事は明らかだった。

 見た目はそれこそ爽やかそうな好青年に見えなくない。だが端麗すぎるその面に浮かんだ笑みや、簡素な衣裳にはそぐわぬ七つの珠が連なった金の鎖のアクセサリーだとかが、彼の得体の知れなさを際立たせていた。こいつは営業マンかもしれない。取り留めもない考えが光輝の脳裏をよぎる。光輝自身も営業マンゆえに、同業者がまとうある種の狡猾さをその嗅覚で嗅ぎ取ったのだ。

 どちら様ですか。坊や、と言いたしそうになるのをぐっとこらえ、それでも威厳たっぷりに尋ねてやった。


「初めまして、ワタシは偉大なる…グ・………ス様の教えを教義とする『開かれた道』の日本支部に所属しておりますタイショウと申します。この度は、悩み多きあなた様に、袋小路に追い込まれましたあなた様を救済するべく……」

「そういうのは間に合ってるんだ」


 笑みを崩さず流暢に語るタイショウに対し、光輝は一喝した。全てを聞かずとも、怪しい勧誘である事は明らかだ。


「大体何なんだね君は。勝手にひとの家に上がり込んで変な能書きを垂れて、挙句の果てにこっちがみじめな人間だと決めつけて胡散臭い勧誘をかますとはどういう了見なのかきっちり教えてくれよ。こちとら忙しいんだ。訳の解らん子供のいたずらにかまけている暇なんてないんだよ!」


 光輝の言葉の辛辣さは、そのまま彼の苛立ちと内包する黒い部分の表出を物語っていた。これは単に、アニメ鑑賞を邪魔されたという憤怒だけではなく、日頃の営業マンとしての活動にあたってのストレスが噴出したものでもあった。

 タイショウは驚く素振りを見せず、ただただアルカイックスマイルでもって彼を見つめ返すだけだった。


「ああ、やはりあなたは救済が必要な、心の寂しいお方なのですね。いあ・よ…・…とー…・ふたぐん! この憐れなる仔山羊に願望成就の救済があらん事を……

 それでは、用事もすみましたのでボクはこれで失礼するよ」


 奇妙な符牒を唱えたかと思うと、青年はケロリとした表情でそのまま去っていった。光輝はただ呆然とするのみだったが、そのままドアを閉めてリビングに引き戻った。進んでしまった録画を巻き戻している間には、奇妙な来訪者の事ももうほとんど忘れていたのである。

 


 目を覚ました光輝は、自分が見知らぬ場所にいる事に気付いた。鼻の奥に甘い香りが残り、未だ頭がクラクラとする。半身を起こして様子を見た彼は、視界に飛び込んだ物を見るや否や、全身に戦慄が走るのを感じた。灰色の床の向こう側は、壁ではなくて明らかな鉄格子だったのだ。それも、子供の手首ほどの太さはあろうかというほどの、頑丈な鉄柱である。


「何だ……一体ここは何処なんだ……!」


 半ばパニック状態になった彼は、素早く飛び起きると躊躇わず鉄格子に飛びついた。柱を掴んでゆすっても、ひんやりとした感触が手に伝わるだけでびくともしない。鉄柱が揺れる音すらなかった。

――何故だ。何故俺は監禁されている……

 ひとまず状況を確認するのが先だろうと、光輝は目を細め、鉄格子の向こうに視線を向けた。何がどうなっているのか良く解らない。広々とした空間が眼下に広がるのみである。はるか遠くに巨大なコンテナと思しきものがあるのが見えた。もしかすると、コンテナではなくて工場や建物なのかもしれない。しかし濃いブラウンの四角いそれは、人が出入りできそうな場所は見当たらないが。


「目を覚ましたのね。大丈夫かしら?」


 斜め後ろから声がかかった。小鳥のように身を震わせながら振り返ると、若い娘が一人、光輝のすぐ傍に佇立していた。

 何とも異様な風体の娘だった。虹彩は黒いがアルビノかと思うほどに肌も髪もまつ毛も眉毛も白い。どことなく鳥を想起させるような、フリルとも被膜ともつかぬ装飾過多なその衣装まで真っ白だった。その代わり、上まぶたと下まぶたに塗られたアイシャドウと、小ぶりの瑞々しい唇だけは鮮やかな紅色だった。


「君はだれ?」

「私はチーコ。君はこれから、私の家で一緒に暮らすのよ」


 チーコと名乗った娘は、見た目よりもやや幼げな口調で光輝の問いに応じた。そのまま彼女は、光輝は彼女のあるじに拾われ、彼女の家にいるのだと説明した。


「ここが君の家だって。こんな牢獄みたいなところが?」

「牢獄ってなぁに?」


 小鳥めいたしぐさで首をかしげるチーコの姿に、光輝は冷水を頭から被ったような気分になった。この異様な監禁場所を家と言って疑わぬチーコが、どのような境遇だったか察してしまったのだ。

 光輝は考え込んでから、もう一度彼女に尋ねた。


「牢獄の事は忘れてくれ……君は、ここから出たくないの?」

「んーと、よく解んないわ。だって私、子供の頃からここで暮らしてるもん」


 チーコの言葉には一片たりとも現状への憂いはなく、むしろだからこそ今の状況の異様さが光輝の心と脳を直撃した。

 光輝のただならぬ表情に気付いたのか、チーコは瞬きを繰り返しながら、困ったように笑う。


「だけど心配しないで。ここにはご飯もお風呂も寝るところも遊ぶものもあるから、私、何も不自由じゃないの。時々、外にも出してくれるし」

「出してくれるんだったら、何で逃げないんだい……?」


 光輝の視線はチーコから逸れて、鉄格子の向こう側に向けられた。ベージュ色の大地が広がるその場所には、生命の息吹は感じられない。オブジェのような建物も、まるで人気はない。しかしだというのに――何かに見張られているような気配を光輝は全身で感じていた。

 気分を変えようと首を振り、光輝は今一度チーコを見やった。

 異様な光景と展開にばかり注意が向いていたが、光輝はここでようやく、チーコが可愛らしい美少女である事に気付いた。下まぶたまで縁取られた紅いアイシャドウは気になるが、顔の造形自体は悪くない。あどけなさは多分に残っているが、ふとした瞬間に見せる表情が成熟した女のそれのように妖艶だった。身体つきも悪くはない。

――あ、もしかしたら俺、この娘が好きになったかもしれない。

 脳裏にひらめいた衝動を、光輝はすぐに感じ取った。単なる吊り橋効果に過ぎないのかもしれない。外界を知らず逃げる事すらも知らぬ奇妙な少女への憐れみなのかもしれない。しかし、この娘を、わが手で笑顔にしたいという光輝の気持ちはまごう事無き真実だった。


「大丈夫だよチーコちゃん。きっと僕が君をここから連れ出してあげる。君には悪い事なんてしないから、安心しておくれ」


 光輝は不用心にもチーコに近寄り、彼女を抱きすくめるか、あるいは手を握ろうと思った。チーコは光輝の言葉にびっくりしたように目を丸くしていたが、行動力は光輝のそれよりもはるかに上回っていた。

 彼女は何を思ったか、光輝めがけて頭突きをかましてきたのである。痛みはないが、確かな驚きはあった。

 チーコは顔を上げた。柳眉を寄せ、何故か憤慨したような表情を見せている。


「私が不幸だって決めつけるのはやめて。それにいくらご主人様から私の婿にって選ばれたからって、モノには順序があるのよ」

「ご、ごめん」

 

 薄幸そうな少女とは思えぬ豹変ぶりに、光輝は驚きつつも素直に謝罪した。

 恐る恐る頭を上げてみると、もうチーコは怒っていた事も忘れた様子でこちらを見つめている。それから光輝は、自分が空腹である事を思い出した。


「お腹、空いたんだね」


 頷くと、チーコは白皙の面に笑みを広げ、檻格子の隅を指さした。


「大丈夫。ご飯とお水はずっと用意してあるから」


 案内してあげる。そういうとチーコはステップを踏むような足取りで駆けていった。颯爽と遠くへ行くチーコの姿を見ているうちに言いようのない不安感が募り、光輝も慌てて追いすがる。身体は妙に軽く、それこそ飛ぶように進んだ。


「これがご飯よ」


 チーコが示したモノを見て光輝は絶句した。彼女が光輝を導いたのは、風呂桶ほどの大きさのある箱が置かれた場所だった。彼女はその中にあるものを指差していたのだが、それは何処からどう見ても、黄褐色のレンガの出来損ないだった。大きさは鶏卵程であり、どうにか一口で頬張れそうなサイズだ。色調も本物のレンガとは似ても似つかぬほど不均一で、オガクズやわら半紙を固めたペレットにしか見えない。

――何が何だか良く解らんが、これは本気でヤバい奴じゃあないか

 一体、チーコがご主人様と呼ぶ輩は、どのような神経の持ち主なのか。女性を幼いころからこんな所に閉じ込めて自由を与えぬだけでも十分な大罪だというのに、あまつさえ彼女に、明らかにペットフードであるとしか思えぬモノを「ご飯」と称し食べるように強いているとは……

 まだ見ぬご主人様への義憤を燃やす光輝をよそに、チーコは謎のペレットを拾い上げ、のんびりと食事を始めていた。嫌そうな素振りは無く、むしろ美味しそうに食べているようにさえ見える。

 どうしたの。光輝の逡巡を察したのか、チーコが問いかける。


「食べないんだったら、私で全部食べちゃうよ?」

「いや……」


 いつの間にかチーコはいたずらっぽい笑みを浮かべている。光輝は塊の一つを手に取り、恐る恐る顔に近づけた。



 チーコの暮らす家に光輝が放り込まれてどれだけの月日が経ったかは解らない。

 しかしながら、この奇妙な生活について、光輝は色々と知る事が出来た。

 チーコがご主人様と呼ぶ存在、彼女をこの檻に閉じ込めているのは、大いなる存在とでも言うべき代物だった。何者なのかは窺い知れぬが、とにかく巨大な存在であった。ゾウやティラノサウルスなどとは比べ物にならないほどの巨体を、それこそ高層ビルほどの体積と質量をもった存在であるらしかった。

 だがくだんの大いなる存在が甲斐甲斐しくチーコと光輝に気を配るからこそ、彼らは死なずに入れる事も間もなくして思い知らされた。定期的に行われる食事と水(飲料用と入浴用の二種類があった)の交換や、檻の清掃は、他ならぬ大いなる存在が請け負っていたのだ。

 付け加えると、「外に出れる」というチーコの言は真実だった。食事や水の交換よりも頻繁に、檻の一部が解放され、そこから二人は自由に出る事が出来た。

 ここはもしかしたら異世界なのかもしれない。取り留めもない考えが光輝の脳裏によぎったのは、外に出たチーコが上空を飛び回るのを見、また自分も飛ぶ事が出来ると知った時だった。腕をせわしく動かすだけで、チーコは白鳥や鶴のように舞い上がり、純白の衣装を羽毛のようにはためかせていたのだ。物理法則をガン無視したような動きだったが、光輝自身も真似をすれば簡単に自分も文字通り舞い上がってしまったのだ。もっとも光輝自身はあまり飛ぶのを好まなかった。目測を誤り枠組みだけの太い棒にぶつかって昏倒するという醜態をさらした為である。後遺症も何もなかったのだが、目を覚ました時には大いなる存在の手のひらの上にいると知り、複雑な気分になったのだ。以来光輝は床を歩いて探索する事にしている。

 

 異世界であれ何であれ、人間社会から大いに乖離した、奇妙な生活である事には変わりなかった。光輝はしかし、いつの間にかチーコを連れて逃げ出すというかつて抱いた目的を忘れ始めていた。良くも悪くも光輝はこの生活に順応し始めていた。大いなる存在の正体もこの生活の謎も、根本的なものは解決していない。しかし世間知らずだが純粋なチーコと共にあるこの日々も捨てがたいものだと、本気で思うようになっていた。それはもしかすると、囚われの身になっているという深い絶望に対する、ある種の本能的な開き直りだったのかもしれない。

 しかしながら、若くて魅力的なチーコと同居している光輝が、かつてよりも明るく陽気になったのもまた事実である。元々からして営業マンだった光輝は曲がりなりにも社交性を持ち合わせてはいる。しかし気分が高揚したからと言って、すぐにその感情を表現するために踊ったり歌ったりするような男ではなかった。だが最近では、気分が乗ると光輝はその場でジャンプを繰り返して踊るか、気分の赴くままに歌うか、踊りと歌の両方を同時に行うかをやっていた。そんな光輝をチーコはじっと観察している事に光輝は程なくして気付いた。彼女は光輝の変な踊りや歌をなじる事は無かった。むしろそれに呼応するように身体を震わせたり、歓声を上げたり、頭を下げて腰を振るという奇妙な動きで応じる事もあった。

 そう。光輝はいつの間にか同居していたチーコとの間に絆とも友情ともつかぬものをはぐくみ始めてもいた。それはきっと、光輝が飛んでいる最中に起こした事故がきっかけだったのかもしれない。あの事故は今思っても不本意だったが、大いなる存在が脅威ではない事、心配したチーコとの距離が縮まった事を思うと、まんざら悪い事でもなかったように思えるのだ。


「私、一人でもご主人様がいたから大丈夫だって思ってたの」

 

 いつになく歌と踊りが上手にできたと思っていた矢先、チーコが光輝の許に駆け寄ってきた。何気なく光輝は彼女を抱きしめたが、もう頭突きを喰らう事は無かった。


「だけど、あなたと一緒になれて、一人の時よりもとっても楽しいって思うようになったの」

「それは実に光栄な事だよ」


 光輝はあどけなく微笑むチーコに笑い返し、そっと頬を撫でてやった。



 令和三年※月☆日 ※※※※氏の「文鳥大好きブログ」より抜粋


『白文鳥のチーコちゃん、同居しているピー太君とついに、ついにラブラブになりました!

 ピー太君は警戒心が強くてベッドの枠にぶつかってから飛ばなくなったり、チーコちゃんにつつかれていたりして心配していたんだけど、やっとチーコちゃんと仲良くなれて、私もホッと一安心しています。

 チーコちゃんは小悪魔系美少女で、ピー太君は気弱だけど凛々しいイケメン君。二羽の子供はきっと可愛いだろうなぁ~

(ベージュ色の絨毯の上で、白文鳥と桜文鳥が寄り添う画像が本文の下部に添付されている)


文鳥:雀サイズの小鳥。セキセイインコや十姉妹と並び、日本での飼い鳥として有名。人に良く馴れるが気が強く、気に入らない相手には攻撃も辞さない。作中では見知らぬ鳥を同居させる描写を行っているが、複数羽飼育する場合は、鳥の数だけ籠を用意したほうが安全である。(作者註)

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