編集済
あの時こうしていれば、今は違ったのにと振り返ってしまうことは、誰でも一度はあるかと思います。
でも、それは現在この道に進んだことが間違っていることが分かっている前提での話なのですよね。
違う道に進んだとしても、その先でぶつかる選択肢は分からない訳ですし……。
それでも薫さん、もう一度学生時代できちんと努力して勉強し、憧れの大学に入学できたのがすごい。
その上で今の微妙な生活で頑張っていこうと決心したのに、待っていたのが過酷な世界だと思うとやるせないです。
一度ズルをしてしまった罰は重たいですね。
作者からの返信
斑猫です。
最新話もお読みいただきありがとうございます。
もともとは話の流れはちょっと違っていたのですが、生真面目な薫さんの内面を書いているうちに、公開した内容に落ち着きました。
過去の失敗を知っているから「二度目」は上手く行ったけれど、そうして得た未来が「一度目」と違う事で慄いてしまった……という感じですね。
主人公をほめていただきありがとうございます。
そして暗い気分にさせてしまいすみません。筆者が好むクトゥルー神話は、この話の根幹になっている訳ですが、本家からして結構暗い話だったりするんですね。
ではまた。
制限がないということは、選択肢が無数にあるということ。人は選択肢が限られた中で生きていますが、その択を無限にされる、というのはやはり恐怖でしかないのですね。
ティンダロスの猟犬に襲われた薫が選択肢の限られた世界でどう戦うかも興味深いところです。
作者からの返信
斑猫です。
実は人間は数百の選択肢を求められると朝食であっても決定する事が出来ないとも言いますね。
確かに薫がどのように闘うのか、それは気になるかもしれないです。