第64話意味がわからない

「だから〜、私達もう1回付き合おって言ってるの。昔の事は謝るからさ、ね?」


「なにを…言って…」


俺がそう言うと香織はニコニコとした表情で話し始めた。


「いやほらさ、私達昔付き合ってたじゃん?あの時は私の若気の至りであんな感じになっちゃったけど…」


と、香織はいろい話しているが俺は理解が出来なかった。

だってそうだろう、若気の至り?冗談じゃない。そんなもので片付けられる程のものじゃなかったはずだ。


「って言うことで昔からお互いの事を知ってる真琴の方が良いかなってことになったんだよね〜」


そういい香織は珈琲を美味しそうに飲み始めた。そしてカップを置くと…


「それで…どうかな?私達やり直さない?」


と、ニコニコと言った。

そして香織は『断られるわけが無い』とでも言うように謎の余裕を持っていた。


俺は自分の目の前に用意されているコーヒーを1口のみ言った。


「…断る」


「え?」


「断ると言ったんだ」


「え!ちょ…」


「話はそれだけか?」


「いや、な、なんで…?」


なんで、だと?そりゃそうだろう。


「俺にしたことをそう簡単に許してもらえると思っているのか?」


俺は苛立ち気味に席を立ち店を出た。


香織にとってはそうでも無いことかもしれないが俺にとっては…!


「…はぁ、落ち着こう」


俺はモヤモヤしながらもそれを振り切るように急いで家に向かった。


ガチャ…ガチャ…


「ただいま〜…」


家の鍵を開け中に入るとそこには…


「お、おかえりなさいませ!ご主人様…!」


と、可愛らしいメイド姿の花音がそこに居た。

本人も恥ずかしいのか顔をこれでもかと言うくらい真っ赤にし服をギュッと両手で掴んでいる。


「え、あ…はい…」


今待ってくれ、人間驚きすぎるとこんな反応しかできないのだ。

俺は悪くない…悪くない…


そう思っていると何を思ったのか花音は少ししゅんとしながらこちらの顔色を伺うように見てきた。


「あの…似合って無いでしょうか…?」


「ち、違う!すごく似合ってる!控えめに言って天使だ!これが神が創りたもうた…!」


と、俺は謎の焦りと驚きで辺に口走ってしまった。


〜数分後〜


見事お互いに顔真っ赤で気まずい状況が生まれた。

花音に至っては先程よりも顔が赤く今にでも…と、言うより煙が頭から出ていると錯覚出来るほどだ。


「え、えと…沢山褒めて頂きありがとうございます…」


「あ、あぁ…こちらこそ…それにしてもその格好はどうしたんだ?」


「えっとですね、これは雫ちゃんが異性を落と…こほん。雫ちゃんが貸してくれたんですよ」


「え、今落とすって…?」


「気のせいですよ?では、ご主人様お食事の用意をしますのでこちらにどうぞ」


と、花音は俺の手を掴みグイグイと俺を席に案内し始めたのだった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


皆様!おはこんばんにちは!

青の空です!


…マジすいません。

社畜すぎて更新頻度がめちゃくちゃ低いです。

ですが!頑張ります…!


さて、そして告知です。

色々と書いてきましたが次の新作は力作になる予定です。


題名は『学園最強の七色魔機攻師』


です。ジャンル的に言うと現代ファンタジーになりますね。

ありがちな主人公最強なお話ですが仕事の合間に考えていて中々面白くなるのではと思っております!


それにしても少し見ぬ間に

★417

♡2626

ブクマ 766


になっていてとても驚きました!

それに加え皆様の温かいコメントが凄く支えになっております。

皆様に最大の感謝を…!


ってな訳で!

更新頻度はまちまちですが、これからもよろしくお願いいたします!


新作は今週中に更新出来ればと思っております!では| ・∇・)ノシ♪

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

社畜さん痴漢に間違われてから始まるラブコメ 青の空 @ShimonZu

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ