2024年7月21日

 

リバイバルで上演されたミュージカルを観劇する夢だった。当時の芸能?かなにかが題材でよくわからないけど、前半の終わりごろに、主人公にインタビューするタモリさんがいた。主人公よりは年上のタモリさんだったので、1980年代、90年代とかなのかも。10代のころ20代のころ、晩年の70代のころ、があって、それがいろいろな順番で入れ替わりつつあるみたいな内容だった気がする。主人公の方は男性の方が演じていたと思うのだけど、身体としての性別についてはどっちだったかわからない。どっちでもないなにか、だった気もする。


前半が終わって途中休憩の合間に、次シーンで使われる風船が舞台上でものすごくおおきく膨らんでるところで、それ以降をみることができなかった(後半の演出でつかうのだと思う)


なぜみれなかったのかというと、よくわからないが目の前の席の、30代くらいのにいさんが自分にめっちゃ絡んできたせいで、理由が「なんでおまえ、両隣の女子と一緒に観劇してるんだよ」みたいな絡み方だった。両隣の女性の方はたまたまぼくのとなりの席になった方々で面識がなく、お二方とも今回の劇をもうずっと知ってる方かなにからしかった。ぼくはひたすら違うと説明したのだが、あまりにも目の前の方がねちねちと絡んできたので、思わずほほをビンタしてしまった。そしたらねちねち絡んでいた男の方が「たたくのはだめだろ。たたくのは」と言って、ぼくのことをみてくるしにやにやしている。というところで前半が終わって、そのあとも男性が絡んでくるところで、左の方と右の方が加勢してくれ、最終的に男性は席を立って、ぼくやお二方のことを1,2分くらい横目にねっとりと見、横に立ちすくんだ挙句に去っていった。肌の色は浅黒い感じの方で、顔立ちは、ぼくが東京のころに知り合った同期の子に似ていた(その子とは性格がまったく似ていないが、喋りの抑揚は近かった気がする)。髪の毛は長めで、表情がわかりやすい男性だった。ねちねちとした絡まれをした覚えが強く、「ものをみにきた」というよりは「誰かと出会いにきた」感がある方だった。演目に集中してほしかった。


ぼくは手を出してしまったことをお二方に詫び、このままではいろいろ絡まれるだろうから、スタッフさんにお伝えするのと、わたしもわたしでよくないことをしてしまったので去るかもしれない、という風な会話をした。左の方は仕方ないですよ、と云ったが、ぼくは自分の動作がまったくベストではなかったな、という罪悪感にのまれており、はじめて観劇にきたものをたのしんでいた自分と、そういう動作をしてしまった自分、というもので、どうにもならない気持ちのところ、舞台上で次の演出用であろう青色の風船がものすごくおおきく膨らんでゆく。それをわーっと眺めている中で―――目が覚めた。目が覚めるところまでで、3つくらい歌の演目があった気がする。


舞台の内容はとてもたのしくて、後半もみたかった。ただやっぱり、手を出してしまった自分が、なんともだな、観劇の邪魔者に自分からなってしまったな、と思った夢だった。首が相変わらずぼんやり痛い。安静にする。

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

夢記録 宮古遠 @miyako_oti

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ