Epilogue 夢を追いかける人たちへ
最終話 甘えたがりのぐうたら彼女に、いっぱいご奉仕してみませんか?
「
「本当!? やったね、
昼休み。
屋上前の踊り場で小榎さんから報告を受けた僕は、思わず大声を出してしまう。
「と言っても、放送はまだ少し先なんですけど……でも! 音響監督さんがオーディションのときに私の声を気に入ってくれたみたいなんです」
「そうなんだ! でも、本当に良かったね、小榎さん!」
僕は、今までずっと声優として頑張っていた小榎さんを知っているので、感動もひとしおというものだ。
「はい! ただ、そのアニメは『アイドル』をテーマにした作品で、歌はもちろん、プロモーションでリアルイベントもやっていくらしいので、ダンスなんかも披露しないといけないみたいなんです」
少し不安そうにする小榎さんだったが、それもすぐに熱意のこもった眼の色へと変化する。
「ですが、やっと掴んだチャンスですし、事務所もサポートくれるみたいですから、やれるだけのことはやっていこうと思います!」
「うん! 小榎さんなら絶対大丈夫だよ! 僕も全力で応援するから!」
小榎さんの『声優になりたい』という夢は、まだ始まったばかりだけど、どんどんと形になっていっているのは、本当に凄いことだし、僕も本気で応援したい。
「そっか……でも、アイドル物の作品か。えっと、どんな作品とかって、やっぱり聞いちゃ駄目なのかな?」
「そうですね……内容は詳しく言えないのですが、私の担当するキャラクターは、元気いっぱいの女の子って感じです」
「なるほど……つまり、シャルルちゃんみたいな小榎さんになるってことかな……」
シャルルちゃん、というのは、小榎さんが猫耳メイド喫茶で働いているときの名前で、学校でのクールな佇まいとは対照的に、愛嬌のある人懐っこいキャラで接客をしている。
「せ、瀬和くん! バイト先の私を想像しないでくださいっ!」
だけど、さすがに同級生相手では、仕事とはいえ、猫耳メイド姿を見られるのは恥ずかしかったみたいだ。
「ただ……そうですね。アルバイトの経験は、声優の仕事にも凄くプラスになっていると思います……あっ、そうだ!」
すると、小榎さんは何かを思い出したようで、僕に尋ねてくる。
「瀬和くん。この前、私がシフトに入っていないときに、『Colette《コレット》』に遊びに来たみたいですね。店長から教えてもらいました」
「あっ、うん。かな……姉さんが行きたいっていうから、そのときの付き添いで、かな」
「なるほど……」
少し情報を端折ってしまった部分はあったけれど(というか、叶実さんのことを、未だに姉さんと嘘をついてしまっていることが本当に申し訳ない……)何やら小榎さんは、少し眉間に皺をよせて考え込んでいるようだった。
「あの、瀬和くん。もしかして、この前私にバイトのシフトを確認したのは、私と鉢合わせないようにした為、ですか?」
「あっ……うん……」
一応、僕としては叶実さんの正体が万が一にも小榎さんにバレないようにと思っての配慮だったが、小榎さんの不機嫌そうな顔は戻らない。
「あ、あの……」
心配になった僕は、小榎さんに話しかけようとしたのだが、
「せ、瀬和くん!」
小榎さんは、僕から視線を逸らしながら、ポツポツと独り言のように呟き始めた。
「さ、先ほど……恥ずかしいとは言いましたが……べ、別に、瀬和くんが相手だったら、構いません……」
「……えっ?」
「で、ですから! 瀬和くんは、私が嫌がると思って配慮してくれたんだと思いますけど……私だって、瀬和くんに会いたいんですから……」
なんだろう?
何か大事なことを言ってくれている気がするのだが……。
「えっと、ごめん、小榎さん。最後のほうが聞こえなかったんだけど……」
「……! も、もう言いません! とにかく、瀬和くんは私のことは気にせずお店に遊びに来てくれればいいということです!」
最後は怒ったような口調になってしまった小榎さんは、持っていたサンドウィッチをもぐもぐと小さな口で食べ始めた。
ただ、その顔が少しだけ笑っていたので、本当に機嫌が悪くなってしまったわけじゃないのだろう。
そのことに安心しつつ、僕も自分のお弁当に手を付ける。
「瀬和くん」
すると、小榎さんはサンドウィッチを食べる手を止めて、僕に告げた。
「私のこと、これからも応援してくださいね……」
照れた様子で、やっぱり最後のほうは声が小さくなってしまっていたけれど、今度はちゃんと聞き取ることができた僕は、彼女の言葉に大きく頷いた。
「うん、もちろん!」
そう返事をすると、彼女はどこか安心したように、笑顔を浮かべる。
いつか、僕はそんな彼女の笑顔を、沢山の人たちに届けてほしいと、そう願ったのだった。
〇 〇 〇
放課後。
ようやく授業も終わり、下駄箱の前までやってくると、髪の毛を赤いリボンで結んでいる女子生徒がいることに気が付いた。
「あっ、お兄ちゃん!」
すると、相手も僕の存在に気付いたようで、少し駆け足でこちらへやって来る。
「お兄ちゃんもこれから帰るところ?」
「うん、ちょうど一緒のタイミングだったんだね、
学校でも『お兄ちゃん』と呼ばれるのは少し照れ臭いものの、それも今更という感じがするので、僕が早く慣れないとな、なんて思いつつ、僕は彼女……重井愛衣ちゃんに返事をした。
すると、愛衣ちゃんは少し身体を揺らしながら、僕にこんな提案をしてきた。
「そ、それなら……愛衣、途中までお兄ちゃんと一緒に帰っていいかな?」
恥ずかしそうにお願いしてくる愛衣ちゃんだったけれど、それくらいならお安い御用である。
というわけで、僕は愛衣ちゃんと一緒に下校することになった。
愛衣ちゃんとは、毎週土曜日のランチ会で顔を合わせているけれど、制服姿を見るとやっぱりまだ新鮮さが勝っている。
「愛衣ちゃん、学校はもう慣れた?」
「うん! あのね、クラスのみんなとも友達になれて楽しいよ!」
どうやら、愛衣ちゃんの学園生活は順風満帆なようだ。
「あの、それでね……」
と、そこで愛衣ちゃんが少し恥ずかしそうにしながら、僕に尋ねてくる。
「愛衣、入りたい部活があったんだけど……」
「部活……。ああ、もうそういう時期か」
僕は部活動に所属していなかったので気付かなかったけれど、学校でもそろそろ新入生の部活勧誘期間が始まるころだ。
僕には縁のないイベントではあるものの、愛衣ちゃんはどこかに所属したい部活があったりするのだろうか?
そう思って、愛衣ちゃんに聞いてみると、意外な答えが返ってきた。
「うん……実はね……イラスト研究会、ってところに入ろうかなって、思ってるんだ」
「えっ? イラスト……?」
多分、研究会と言っているので、正式な部活動とは違うのかもしれないけど、しかし、その馴染みのある言葉に、僕は驚きを隠せなかった。
「イラストって、あれだよね……? 絵を描く的な……」
「うん……」
当然のことを言っているにも関わらず、真面目な愛衣ちゃんは、僕の質問にもしっかりと返事をしてくれた。
そして、何故その研究会に入りたいか、という詳細を語ってくれた。
「あのね……お兄ちゃんが薦めてくれた小説があったでしょ? それで、そこに載っていたイラストが凄く綺麗で……私も、ああいう絵が描けたらいいなって思って……」
「愛衣ちゃん……絵、描けたんだ……」
「か、描けるってほどじゃないよ! ただ、昔からよくお絵描きはしてたから……」
恥ずかしそうにする愛衣ちゃんは、首をブンブンと降る愛衣ちゃんだったが、彼女は自分の鞄からゴソゴソと何かを取り出し始める。
「そ、それでね! 愛衣、やっぱり自信がなくて……でも、お兄ちゃんが見て、変じゃなかったら、その……自身が持てるかな、って……」
そして、震える手で鞄からスケッチブックを取り出した愛衣ちゃんは、僕にそれを渡す。
「えっと、見ていいの?」
コクンっ、と首を動かす愛衣ちゃん。
まさか、愛衣ちゃんからこんな相談を受けるとは思っていなかったので驚きはしたものの、僕が出助けできるのならと思い、スケッチブックを開く。
正直、もし下手であったとしても、僕は愛衣ちゃんの好きなことをやりたいという気持ちに背中を押すつもりだった。
「…………凄い」
だが、スケッチブックに描かれたイラストを見て、興奮を隠せなかった。
「凄いよ、愛衣ちゃん! これ、プロが描いたって言っても全然気づかないって!」
「お、大袈裟だよ、お兄ちゃん!」
逆に嘘くさくなってしまったのか、愛衣ちゃんは慌てたように手をブンブンと振った。
愛衣ちゃんが描いていたのは『ヴァンラキ』のヒロインである、ジャンヌだった。
しかし、そのイラストは本当にプロ顔負けだと思うくらいに上手い。
そして、何よりジャンヌの特徴である柔らかい微笑みを、しっかりと捉えて描いているように僕は感じた。
素人の僕の意見なんか必要じゃないくらいの腕前だ。
「これ、姉さんにも見せたほうがいいよ。絶対、僕なんかよりいいアドバイスくれると思うから」
「そ、そうかな……? う、うん。恥ずかしいけど、お兄ちゃんが言うなら、霧子さんにも見てもらうように、するね」
それから、他の愛衣ちゃんが描いたイラストも見せて貰ったけれど、どれもレベルが高いものだった。
もし、独学でここまでの技術を身につけていたのだとしたら、もっと本格的に勉強すれば、イラストレーターとして仕事ができるようになるかもしれないと、本気でそう思った。
「ありがとう、お兄ちゃん。お兄ちゃんが褒めてくれるなら、愛衣、ちょっと勇気出たかも」
しかし、愛衣ちゃんはその自分の才覚には気付いていないようで、本当に、あくまでもイラスト研究会に入るキッカケの言葉を、僕に言って欲しかっただけみたいだった。
「うん、それだけ描けるなら、絶対大丈夫だと思うよ」
なので、僕も今は変なプレッシャーをかけずに、愛衣ちゃんが望んでいるであろう声をかけるだけに留めていた。
「あ、あのね、お兄ちゃん……」
すると、今度は愛衣ちゃんが決意を込めた表情を僕に向けて、言った。
「私、いつか、お兄ちゃんが書いた小説の絵を描いてもいいかな……?」
「……えっ?」
「……駄目、かな?」
不安そうな顔で、僕を見つめてくる愛衣ちゃん。
だが、そんな愛衣ちゃんの表情とは正反対に、僕は自分の顔の筋肉がどんどん緩んでいくことに気付く。
「全然、駄目なんかじゃないよ。むしろ、愛衣ちゃんが描いてくれるなら、凄く嬉しい」
「本当!?」
僕がそう答えると、愛衣ちゃんはいつも以上の笑顔を浮かべて喜んでくれた。
「絶対! 絶対約束だからね、お兄ちゃん!」
そう喜んでくれる愛衣ちゃんをみると、いつもとは逆で、僕のほうが照れた態度を取ってしまう。
でも、もし本当に、僕の小説に愛衣ちゃんの描いたイラストが添えられる日が来るのならば。
偉そうではあるのは承知の上に言わせてもらうと、それは、とても楽しみなことだと思うのだった。
〇 〇 〇
愛衣ちゃんからの意外な報告を受けて嬉しい気持ちになった僕は、すぐに今書いている小説の続きを書こうと、急いでマンションへと帰宅する。
ただ、マンションのエントランスに到着したところで、僕のスマホが震えた。
「……
そして、画面を確認すると、相手は日輪さんだった。
しかし、わざわざ電話をしてくるということは、何か急用なのだろうか。
『瀬和津久志。
すると、やや苛立ったような口調の日輪さんと通話が繋がった。
ちなみに、『咲月』というのは、叶実さんのペンネームである『
「すみません……僕、まだ家に帰ってなくて……あの、叶実さんから連絡は?」
『全くありませんわ。私からも連絡していますが、全然電話にも出ませんし……』
なるほど、どうやら叶実さんとオンラインゲームで遊ぶつもりだったのに、約束の時間になっても叶実さんが現れなかったことにご立腹らしい。
『まさか、この私との約束を忘れてるわけではないでしょうね?』
電話越しでも、眉間に皺を寄せる日輪さんの顔が思い浮かぶ。
『お嬢様、僭越ながら、私からもご意見を』
すると、日輪さんとは違う声が聞こえてきた。
どうやら、今日も
『お嬢様。おそらく七色咲月様はお嬢様の平常心を失わせようとして、このような作戦を立てたのだと思います』
『作戦ですって? どういうことよ、三森?』
『いわゆる、巌流島の戦いの宮本武蔵と同じ戦法です。予定時刻に現れないことで、お嬢様を精神的に揺さぶってきているのです』
『そ、そういうことだったのね! ふふっ、やるじゃない咲月。でも、そんな簡単に私が罠に嵌ると思ったら大間違いよ!』
『いえ、まあ、嘘なんですけどね』
『はぁ!?』
『だって、考えてもみてくださいよ。お嬢様ったら、今まで咲月様に一度も勝っていないではないですか。そんな雑魚相手に、咲月様がわざわざそんな作戦を立てるわけないでしょう』
『じゃあ、今の話はなんだったのよ!』
いつも通りの会話を交わしている2人にほっとしたところで、僕も会話に割って入る。
「あの、僕、そろそろ家に着くので、ひとまず様子を見ておきますね」
『そうですか。申し訳ございません、瀬和様。うちの雑魚がお手数をおかけします』
『2回も雑魚って言った!? お父様にも言われたことないのに!?』
その後も、電話越しで揉めている日輪さんが落ち着いたところで僕は通話を終了させて、マンションの部屋の前に到着する。
「ただいま帰りましたー」
玄関を開けて部屋に入っていくが、やっぱり返事は何もない。
まぁ、そのことには慣れているので僕はそのままリビングへと向かう。
すると、窓から木洩れ日が差し込むリビングで、ソファで少し盛り上がった布団があることに気付く。
やれやれ、と、僕はため息をついて、ソファまで近づいていく。
そして、真ん丸と布団に被さっている彼女の姿を見つけた。
「……すやぁ」
パジャマ姿で、少しはだけた首筋からは白い素肌が見える。
何より、気持ちよさそうに眠っている彼女の姿は、本当に幸せそうだった。
そんな姿を見てしまうと、起こしてしまうのは憚られるが、これも姉さんから任されている、僕の大切な仕事の1つだ。
「叶実さん、起きてください。叶実さーん!」
「……むにゃ?」
すると、重い瞼をこすりつつ、のっそのっそと布団から這い出てきて、叶実さんは上半身を起こした。
「……あれ、津久志くん? おはよう~。もうご飯?」
ぼぉ~とした彼女は、酷い寝癖も全く気にしていない様子で僕に話しかける。
「まだご飯じゃないですけど、叶実さん。日輪さんとゲームするって約束してませんでしたか?」
「
すると、叶実さんはソファの周りを色々と手探りする。
「そうだ! スマホ、部屋で充電したまま寝ちゃったんだ!!」
どうやら、スマホは別の部屋に置いてきてしまったらしく、そのせいで日輪さんからの連絡にも気づかなかったようだ。
「どうしよう……! 牡丹ちゃん、怒ってるかなぁ……」
「あっ、大丈夫ですよ。僕のほうに連絡が来たので、多分、叶実さんが寝ちゃってることも伝えておきました」
「ホント!? ありがとう、津久志くんっ!」
がばっ! と叶実さんはソファから勢いで僕の身体へと抱き着いてきた。
「ちょ! 叶実さん!?」
「ふふ~ん、津久志くんへのご褒美だよ~。よしよ~し」
驚く僕だったけれど、叶実さんは子供のように僕の背中に手をまわして離れようとしない。
「か、叶実さん! こんなことするより、早く日輪さんに連絡してあげてくださいっ!」
照れくさくなってしまった僕は、無理やり彼女を引き離して、早口でまくし立てる。
「あっ、そうだね! 了解!」
そういうと、叶実さんは僕の部屋になっているところとは、正反対の部屋へと入っていく。
「……あれ?」
しかし、僕はやっと、ここである違和感を覚える。
何故なら、叶実さんの1日の行動範囲は、大体リビングで完結している。
例外があるとすれば、リビングから続く和室だけれど、叶実さんはその和室でもなく、この家の最後の部屋に入っていった。
そして、叶実さんは、その部屋をこう呼んでいた。
――その部屋は、仕事をする為の、作業部屋だと。
「ただいま~。よし、牡丹ちゃんにも連絡したし、あとは準備して~っと……」
そして、彼女がルンルン気分で帰ってきた一方で、僕は期待を込めた声色で彼女に尋ねる。
「あ、あの、叶実さん……! どうして、作業部屋でスマホを充電してたんですか?」
もちろん、これが過度な期待になってしまうことは充分承知だ。
だけど、まるでその質問を待ってましたといわんばかりに、彼女の顔が、にやりと笑った。
「……ほう、さすが津久志くんだね。やっぱり気づいちゃったか」
フッフッフッ、とまるで悪役の登場シーンのように笑う彼女。
だが、僕はそんな彼女が、こっそりと右手に何かを持っていることに気が付く。
背中でわざと隠していたようで、すぐには気付くことができなかった。
「一応、本当は霧子ちゃんから先に見せないといけないものだけど、津久志くんは特別だから、渡しておくね」
そう言って、叶実さんが僕に手渡してきたもの。
それは、A4サイズの茶封筒だった。
「叶実さん、これって……」
すると、彼女は、にっこりとした笑みを見せて、僕に告げる。
「次回作のプロットだよ」
そして、彼女は続けて言った。
「決まったよ。次にわたしが書きたい物語が」
そう宣言した叶実さんの顔は、誰よりも誇らしく、輝いて見えた。
「叶実さん……」
「だから、1番に津久志くんに感想を言ってほしいの」
そして、彼女は甘えたがりの声色になって、僕に言った。
「お願い、できるかな?」
……そんなの、僕の答えは、決まっているようなものだ。
「はいっ! 読ませてもらいますっ!」
そう返事をすると、彼女は満面の笑みを浮かべてくれた。
そして、僕は震える手で封筒を開き、中身を確認する。
そこには、何十枚という紙の束が入っていた。
七色咲月が描きたい次の物語が、この封筒の中に詰まっている。
そんな原稿を、僕は期待と希望に満ちた目で、白い紙に書かれた文字を読んでいく。
果たして、彼女がこれから綴っていくかもしれない物語は。
この世でまだたった2人、僕たちだけしか知らない物語だった。
『甘えたがりのぐうたら彼女に、いっぱいご奉仕してみませんか? 完』
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『甘えたがりのぐうたら彼女に、いっぱいご奉仕してみませんか?』を読んで頂き、本当にありがとうございました!
こちらの作品は、一度区切りをつけるという意味でも、今回で最終回にさせていただきました。
更新を続けている間も、多くの人にコメントを頂いたりして、大変励みになりました。
まだまだ拙い部分も多かったかもしれませんが、楽しんで頂けたのなら作者としては嬉しい限りです。
ただ、こちらの作品は完結してしまいますが、今後も時間がある限りは別作品もどんどん更新しようと思いますので、もしまた見つけてくださった時は、温かく見守ってくださると幸いです。
では、次回作でまた会える日を楽しみにしています!
本当に、ありがとうございました!
甘えたがりのぐうたら彼女に、いっぱいご奉仕してみませんか? ひなた華月 @hinakadu
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