【楽園を探して】第一章あとがきのような駄文
▼『楽園を探して ~五胡乱華放浪記~』
https://kakuyomu.jp/works/16817139554991443617
というわけで、現在第二章を書き進めつつの一段落って事で、ここまでの当作を語っていこうかなとか思います。
舞台となっている東晋の
このひとつ前に上げた中編『北宮純』で永嘉の乱そのものを書いたので、世界観的にはそのまま続いているような感じですな。
※『北宮純 ~祖国無き戦士~』
https://kakuyomu.jp/works/16816452221504021098
華北が完全に無法地帯&群雄割拠になっている時期で、そこであえて知力型の主人公にするという鬼畜っぷりですよ。
何というかこう、今までメインキャラとして描いてきた女性キャラに「普通の女の子」みたいなのがいなかったって気づいたのがあったんですよね。
『西涼女侠伝』の
『(同上)』の
『屍山血河の国』の
『荒野の復讐剣』の
『要塞少女』の
唯一『ただ鴛鴦を羨みて』の
そんな感じで「現代的感覚で見て普通っぽい」を目指して、今作の主人公である
ただ時代が時代ですし武力型の相棒が絶対に必要という事で、胡人の女剣士・
彼女が『荒野の復讐剣』~『西涼女侠伝』に登場した宝剣「
ちなみに漢人と胡人のコンビとしたのは、民族的ギャップと歩み寄りを描きたかったという理由ですね。
何しろ五胡十六国時代の初期では、世界そのものが漢人と胡人の差別・偏見・憎悪にまみれており、胡漢融合への道筋はまだまだ全く見えない絶望の世界ですからね。
そこをメインキャラの個人間だけでも、相互理解を通して「小さな胡漢融合」を見せる事で、その辺の緩和というか、希望が見える形で進めたかったって感じです。
ちなみに女性二人組なのもまさにそれが理由で、男女コンビにしてしまうと「ジェンダーとしてのギャップ」や「恋愛的な意味での歩み寄り」に捉えられる可能性があり「そこじゃない!」ってなりそうだったからですな。
第一章の舞台となった
強いて言うなら、クライマックスで殊更に強調した
そして
ただ離反事件自体は、本人たちは嫌い合っていたわけではなく、君主である慕容皝以上の名将である慕容翰を他の家臣たちが危険視したり、慕容翰の側も変に担ぎ上げられてしまった末の悲劇って感じなのですけども。
その辺の話も、もしかしたら番外の短編で書くかもしれないですね。
それから完全に余談なのですが、既に完結済みの長編『西涼女侠伝』にテーマ曲が設定されていたのは、この雑記と併せて前作を読んだ人ならご存じかと思うのですが(下記)
▼自作品の根底テーマについて
https://kakuyomu.jp/works/16816452218871395908/episodes/16816452220486287816
実は今作にも文中で明言してないテーマ曲があったりします。物語のオープニング/エンディング曲のイメージというか。それが以下リンク先の曲ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=5_Bc6hfNAIE
これまた例によって訳詞(翻訳ではなく意訳)も添えておきます。
人生は、まるで長い夢のよう
辛い事もたくさんある
この世には、どれだけ夢があるんだろう
この手に届かぬ望みを探し
私は今日も道を行く
人生は、まるで夢の続き
泣きたくなる事もたくさんある
どこから来て、どこへ行くのか
風の向くまま気の向くまま
私は今日も道を行く
人生は、若い時は楽しいもの
どんなに辛くても希望を忘れない
この世には、いくつの幸せあるんだろう
遥か彼方の夢を追いかけ
私は今日も道を行く
遥か彼方の夢を追いかけ
私は今日も道を行く
結構有名な映画の主題歌(のカバー曲)なので、ご存じの方はご存じの歌なのですが、ぶっちゃけその映画以上に歌詞の内容に合うよなぁなどと思いつつ、作業用リピート曲と化しております。
とまぁ、思う所を雑多に書き殴ったわけですが、次の「第二章・趙篇」は、
のんびりと書き進めつつ、書き上がったらまた毎日投稿して次の章という感じで進めて行こうと思いますので、お付き合い下さると幸いです。
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