エピローグ New Genesis(新世紀)

 残念ながら、NGSのサービススタート日はメンテ延長で終わってしまった。

 結局、サービス開始は25時30分ということで、私は寝てしまいました。


 と、いうことで翌日。サービス開始二日目。

 ちょこころねのメンバーで集まって広大なオープンワールドを走り回った。


 βテスト未参戦の私も思いきり遊んだ。



「では、今日はそろそろ落ちまーす」

「私も」

「ではではー」



 三々五々ログアウトしていく。



「りぼんさん、今日はまた、宵っ張りだねえ」

「ドリスさんほどじゃないです」

 メンバーの中では大体、いつも、もっとも宵っ張りなのがドリスさんだ。

 むしろ、私はいつもさっさと落ちる方だ。


 だけど、今日は。


「じゃ、今日は私、先に落ちますね」

「おつかれさま」

「おつー(^^)/」



 さて、チームメンバーのログインリストがゼロになった。


 私も無言でログアウト。



 そして、IDとPASSを打ち換えて、再度ログイン。本来利用規約違反だ。けど、まあいいか。それでBANされるなら仕方ない。




 そして、ゆみみさんが、NGSのオープンワールドに降り立った。



「さ、めいっぱい遊びましょう」


 フォトンダッシュで走り出す。

 そしてそのままジャンプ。


 空中滑走フォトングライド。




 とても美しい世界をゆみみさんが駆ける。

 この世界では自由だった。



「みんなが驚くからね。こんな時間でごめんね」



 ドールズ。

 ニュージェネシスのエネミー。

 ソードを抜いて切りかかる。


 ハイスピードアクションに磨きがかかっている。

 クラシックメイドドレスとマガマガツインテがひるがえる。


「天国から、見えてるかなあ」

 そう言いつつ、ソードを振るう。



 すると、いきなりパーティー申請。


 え? と思ってみると相手を見るとパグさん。


 ええええ?



「ケアマネさんですよね。ゆみみさんを遊ばせてくれてありがとうございます。ですが、我々も一緒に遊ばせてくれませんかね」


 パグさんだけでない。

 何人かのちょこころねのメンバーがそこにいた。


 ロレ姉さん。

 ファミミさん。

 チャンドラさん。

 六花さん。

 リニアーさん。


 みんなが走っていた。


 なぜ?

 テーブルの上のスマホを見ると通知が一つ。

 パグさんから。

「ちょこころね全員集合」


 そういうことか。

 ごめんなさい。りぼんは行けません。

 でも。


「ありがとうございます。最後に、NGSで、みんな一緒に遊んでください」


 チムチャで叫ぶ。


 ルーナさんが、ほのかさんが、ノエルさんが叫んでいた。

「老練出てるよ。中央エアリオ」

「北エアリオとの境目あたり」

「いた!」

 セリアさんが叫ぶ。

「そっち行きます」

と、ドリスさん。

 

 そして、ドレッドエネミー、老練のダイダル・ソードがそこにいた。


 デカい。


「さて、やるか」


 ころね以外のアークスたちも集まってきた。


「火力が高いよ。気をつけて!」

 

 PSO2のころにはいなかった、32人で戦うエネミー。

 掛け値なしに強敵だ。

 だけど。

 だからこそ面白い。

 そう、PSO2はアクションゲームなのだから。




 そして戦闘ゲームが始まった。

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ナンパされて入ったチームの中で出会った人たちと、いろいろあったお話。-私のPSO2プレイ日記- 阿月 @azk_azk

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