真のラブコメとは何か。ひたすら王道を貫き、ハズレ感がない安定した物語。

これはコテコテのラブコメですね。
よくありがちな学園ものの舞台設定ですが、路線を外れたような脱線(ハズレ)感はなく、読んでいてとても安心できる内容です。
文体にも難しい語句や表現もなく、分かりやすくスラスラと読めます。
下手に文章を理解しているからと、カッコつけて背伸びせずに、これが本当の小説という書き方というのが伝わってきて、流石、幾度の有名作を築きあげてきた敏腕な方の表現力は違うなあと、ひしひしと感じました。
また、既に主人公には親がいないという心境にも関わらず、そこの場面は深追いせず、その暗さも感じさせずに、日常に自然と溶け込まさせて、明るい展開に持っていく手法が巧みです。
これが作者さん独自の手腕なんだなと感じました。
あと、更新が速い。
しかも速筆で文章表現が上手でおまけに誤字などもなし。
まさに最強じゃないですか。
これからも頑張って下さい。