肉塊というちょっとグロい描写がありますが、異界に潜むそれらの相手を倒すというアクション性に満ちており、影に隠れて秘密裏に現代を生きる陰陽師の話です。特殊な定期券によって電車で異界に行けるようになった主人公ですが、とにかく普通の男子で愛らしいヒロインに好意ある視線を向けるさま。そのセクハラな態度に某有名ライトノベルを彷彿させました。細かな戦闘描写もですが、会話文にもリアリティがあり、学生なのに陰陽師というファンタジーに基づいた一癖ある物語。中々、面白い作品だと思います。