20話程読んだら読者はもう止まらない。

貞操逆転、男女比率を設定に入れる話は勿論他にも多数作品が見つかると思います。
ただ実際、登場人物達が存在する世界として読者が納得あるいは理解できるバランスを表現出来ているかと言うと。この作品を見てから思い直すことになりました。

性的に、あるいは子を産む種の本能的に愚かだったり賢かったりと人間くさいバランス感が作中の人物に生きている感を見せてくれるのが、とても読み手の心を掴んできました。

涙とか勢い、という当事者達の動きと彼らがその時の行動を否定や肯定反省を繰り返し思い返す描写も読んでいて感じ入れました。思い返す描写は作品展開が進まないとかその思考は理解し難いとかで他の作品では苦手な流れでしたがそれを感じさせない程に引き込まれています。

今現在120話越えたあたりですが続きがまだある事に喜びつつも、連休が潰れる様な脅威を感じられる作品です。

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