応援コメント

落合進・5」への応援コメント


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    「根本まで吸い終わった残骸が汚い床に転がる。金属製の柵は古錆びて顔すら反射してくれないが、今の自分が相当酷い表情をしているのはわかる。」

    情景描写を単なる「情景」の「描写」として使わない。登場人物の心理と見えている世界を結びつけている。だから文章一つ一つに吸い込まれるように感じます。

    「今日の出来事が、コンプレックスが、吐き出した煙草の煙と混ざり合って夜が歪みだす。」

    たまんないです。お腹痛くなります。
    もうどう考えてもプロです。



    「僕は、いつも通りでいられているだろうか。実は頭も悪い、思考もネガティブ、要領だけでなんとか人に媚びて生きていることを、隠し切れているのだろうか。」

    ……やっぱり、落合を痛罵することができません。
    分かってて、それでもそうするしかない身動きの取れなさがひしひし伝わってきます……