えっ…白い線…怖いΣ(゚Д゚)
確かに人の心を捉えて離さない吸引力ってある意味でホラーでもすんね…
このチョコレートの世界に囚われてしまった人は永遠にこのチョコ砂漠を彷徨うのでしょうか…ガタガタ
落ち着いた、しっとりした文体がまた雰囲気を作ってますね。しらすさん、こういうのも書けるんですねぇ…すごいなぁ✨☺️
作者からの返信
この「白い線」ってどこから来た発想なのかとよく言われるんですが、ぽんっと頭に浮かんだもので、実は書いた私はあまり怖さが分かってなかったりします。
実際、目の前にずーっと線が出ているのが日常だったら、たぶん幽霊が普通に見えちゃう人と同じ感覚なのかな、と。
このチョコレートの世界は何も変化しない世界なので、そこで挫ければずっと囚われます。果たして出口があるのか、どこにあるのか、それはご想像にお任せします。
たぶん先に矢野君を読んでらっしゃるので、その後ではなお落ちついた文章に見えそうですね。この淡々とした書き方は、大好きなホラー作家さんの影響が強いのだと思います。
これはこれでとても楽しい書き方なので、またホラーは書いてみたいです。
あ、ツイに書き忘れてましたが「夏の夜」も参加作です!あちらもホラーですよ。(宣伝)
線があったら辿りたくなるに決まってるじゃないですか……!!! うう、怖い……怖かった……でも、とても妖しい美しさがありました……背筋がぞわぞわするのに読むのを止められない、不思議な魅力が溢れておりました。この話を読んだからこそ、余計に線を辿りたくなりました……。
個人的に、
>線から外れるという選択肢も持てた筈
のくだりで目が覚めるような気持ちになりました。どうやら私は既に線を辿ってしまっていたようです。
素敵な物語をありがとうございました!
作者からの返信
ああっ……もうこの小説、「線辿り被害者の会」を創設する必要がありそうです……!
ホラーとしてより情景で皆さん引き寄せられるのかと思っていましたが、ちゃんと怖がっていただけたのなら何よりです。
そうですか……やはり気付かずについ辿ってしまうものですか……
あまり教訓めいた事は書きたくなくて明示していませんが、このお話は「何かに夢中になっているつもりで囚われている人」「自分を支えるものが無くて何かを妄信している人」を描いているつもりなんです。
そこで気付いて離れる、というのはやはり大変な事なのかも知れません。
こちらこそ、お楽しみいただけたようで嬉しいです。ありがとうございました!
編集済
ふとした日常から、恐ろしくも幻想的な世界。
雰囲気が出ていて、素敵でした。
線が見えてたら、たどりたくなるのが人間というやつだと思う。
作者からの返信
いけない、また一人白い線被害者が生まれてしまった…!
足がすくむような呆然とする景色なのに、なんか綺麗でもある世界です。
その雰囲気を楽しんでいただけたなら良かったです。
レビューもありがとうございました!!
ゾッとする不思議で美しい話でした。人が歩く予定の白線(カーナビのような?)、どこからそんな発想が出てくるのか…!すごい。
砂漠のようなチョコレートの浅い海。時間もとまり、線もないこの場所で私はあてどなく歩いて行くだけ…。すごく絶望的ではあるんですが、ずっと線と共にあった主人公がはじめて其れから解放された、と考えたら実は救いの話なのかも、と感じたりもしました。
作者からの返信
世界の終りのチョコ砂漠、という言葉を目にした時に頭に浮かんだのが、どこまでも際限のなく道もない世界、というものでした。
その絶望感をどこで明確にしようか、と考えた時にふと浮かんだのがこの「白い線」です。
そうです、この線が見えてしまう人は、逆に言えば自分の運命に縛られている人でもあり、何かを盲信し我を失っている人でもあります。
もう引き返せないところまで来てしまって、だけど初めて目指していたものが見えなくなった時、ようやく自分の意志を信じて歩いて行ける。そんな風に私も考えて書きました。
深く読んでくださって嬉しいです。
煩わしい、無くなってもいいとさえ思っていた道しるべが、消えた瞬間の恐怖!そして目の前に広がる永遠!
こわい!!!!!!
あぁ、こういうのこわいんです!
そして交差点でうっかり切れていた白い線を辿っていたところがもうドキッと心臓がね!やっちまった!と思いました(T-T)
銀縁白衣先生、何してるんですか!?っていうボーナスも素敵でした!
とっても面白かったです(o´∀`o)
作者からの返信
あって当たり前になっていたら、見ないつもりでいても助けられてたことに気が付くんですよね。
個人的に地平線の果てまで道もない世界というのは極端に不安になります。永遠の恐ろしさもそれと一緒かも知れません。
こわいですよね!私もこわい!( ゚∀゚)人(゚∀゚ )ナカーマ
銀縁白衣さんはこう、あの線について注意してくれる人というのを出そうと思っていただけなんですが、気が付いたらあのようなお姿になっていました。
彼も今頃あの世界を彷徨っているのかも知れません。
お読みいただきありがとうございました!
白線と銀縁眼鏡とチョコレートの海……!
どうして皆様の描く銀縁眼鏡の先生はこうも妖しく魅力的なのでしょうか……!
無意識あるいは無自覚に人を狂わせてしまう先生……(嗚呼)
自分が通ると消える線って、ある意味車のナビの線ぽいですが、現実に見えたら確かにたどらずにいられるか自信がないです……その発想、素晴らしい。
ちょっと恐ろしく、でも不思議と惹き込まれるお話でした。
ありがとうございました!
作者からの返信
最終兵器銀縁眼鏡が効きすぎたようですね…!
あとでコンタクトつけてる綺麗なスーツの男にすり替えておきます(マテ
そう言えば車のナビも昔は精度が低くて、目的地に絶対着かないような山の奥へ誘導されることがあったりしましたね。新しい道路ができる前のナビで出掛けると、道なき山を突っ切って進んでいたり。あれと確かに似ている気がします。
個人的にはひたすら怖い話でしたが、惹き込まれると言ってもらえて嬉しいです。
こちらこそありがとうございました!
凄く素敵でした。
こういう現実世界を絡めたお話も、しらすさんとっても上手で……語彙が少なくて申し訳ないのですが、読後感が凄くてため息すら出てしまいました。
辿った白い線の先、踏み越えた先、そして足元のチョコレート。ゾクゾクする夢の中のような素敵なお話、ありがとうございました!
作者からの返信
おお、白い線を怖がる人が多い中、素敵と言ってもらえるとは!
ホラーって、現実世界の延長にぽつんと突然現れるから怖いんだと思うのです。ごくごく当たり前の日常の中に潜む何かや物事、それが自信を脅かすものだというのが怖いんだと思います。
溜息が出るほどぞくぞくしてもらえるとは!ほんとに嬉しい限りです。
スキマさんにもいつか白い線が見える日が来るかもしれませんよ。
その時はぜひとも気を付けて、危険な線を踏み越えないようにご用心ください。
こちらこそ、楽しんでいただきありがとうございました!